香川県仲多度郡多度津町青木に位置する「そらとたべる threee」は、豊かな自然に囲まれた高台に佇む、隠れ家のような趣を持つレストランです。JR予讃線海岸寺駅から車で約4分、または徒歩で20分強の距離にあり、道沿いには専用の駐車場が完備されています。駐車場から緑に囲まれた階段を下りると、赤いレンガの外壁と木製のドアが印象的な、まるで知人の邸宅に招かれたかのような重厚で落ち着いた建物が姿を現します。
この店舗は、モダニズム建築の巨匠が手掛けた築50年ほどの邸宅をリノベーションした空間で、親しみやすさと洗練されたお洒落な雰囲気を兼ね備えています。店内は木の温もりが感じられる落ち着いた内装が特徴で、大きな窓からは讃岐山脈や善通寺の街並み、そして長閑な田園風景が一望できます。特に窓際のお席は、昼は明るい光が差し込み、夕方には温かなオレンジ色の光に包まれ、時間帯によって異なる絵画のような景色を独り占めできる特等席として、訪れる人々に非日常的なひとときを提供しています。広々とした4人掛けのテーブル席、窓向きのカウンター席、そしてゆったりとくつろげるソファ席が用意されており、様々なシーンで利用可能です。総席数は27席で、ゆったりと食事を楽しめる空間が広がっています。
「そらとたべる threee」のコンセプトは、本格手打ち蕎麦と香川県が誇るブランド牛「オリーブ牛」を組み合わせた、他では味わえないユニークな料理体験にあります。店主の奥様のご実家が精肉店であることから、質の良い肉を安定して仕入れることが可能となり、この独自のコラボレーションが実現しました。同店の看板メニューの一つである「やみつきチャーシュー」は、「通販版令和の虎」にも出演し、販売開始から短時間で完売するほどの人気を博した逸品です。職人が豚バラ肉を最適なバランスでカットし、小豆島のオリーブオイルと代々伝わる秘伝のタレで5時間煮込んだこのチャーシューは、甘辛い味わいが口の中に広がり、ご飯や蕎麦との相性も抜群です。
蕎麦は、ざる蕎麦やかけ蕎麦(各900円)といった定番に加え、和牛かけ蕎麦(1,500円)、鴨せいろ蕎麦(1,300円)、甘みとコクが特徴のくるみだれ蕎麦(1,200円)など、様々なバリエーションが楽しめます。蕎麦粉は時季ごとに茨城県常陸産や北海道産、沼田産など全国の名だたる産地から厳選され、最高の風味を提供するために工夫が凝らされています。さらに、毎週木曜日には、普段提供している二八蕎麦とは異なる、香り高い十割蕎麦が10食限定で提供されるため、蕎麦好きには見逃せない特別な機会となっています。季節限定の蕎麦として、ねばねば蕎麦(春季 1,200円)、冷やし中華蕎麦(夏季~秋季 1,400円)、カレー南蛮蕎麦(秋季~冬季 1,200円)も提供されており、四季折々の味覚を楽しむことができます。
オリーブ牛を使用したメニューも豊富で、特に「オリーブ牛すき焼きコース」(全6品 6,500円)や、より上質な「【特選】オリーブ牛すき焼きコース」(全6品 9,000円)は、オリーブ牛の柔らかさと割下のバランスが絶妙で、肉本来の旨みを存分に堪能できる人気メニューです。蕎麦とオリーブ牛すき焼きを一度に味わえる「オリーブ牛すき焼き蕎麦(ざる)」(2,350円)は、同店ならではの贅沢な組み合わせとして好評を博しています。その他にも、蕎麦ハーフサイズ(500円)や、讃岐名物やみつきチャーシュー丼(950円~)、やみつきチャーシュー丼&蕎麦セット(1,850円)、新鮮な野菜盛り(1,100円)などの単品メニューも充実しています。食後のデザートには、地黄卵をたっぷり使用した自家製黄金クレームブリュレ(450円)や、珈琲(300円)が用意されており、食事の締めくくりを彩ります。ランチタイムは1,000円から2,000円程度、ディナータイムは2,000円から5,000円程度の価格帯で、こだわりの和食を堪能することができます。
特別なサービスとして、店舗の玄関前スペースには、額縁を模したデザインのフォトスポットが設けられており、善通寺の街並みとこんぴらさん方面の山々を背景に、まるで絵画の中に入り込んだかのような記念撮影が楽しめます。このスペースには備え付けのカウンターもあり、食事を楽しむことも可能です。また、心地よい風が吹くテラス席は、ペット同伴での利用も可能となっており、愛犬との食事の時間を楽しむことができます。ディナー営業は当面の間、コース料理を当日15時までに予約した場合に限り提供されるため、事前の確認と予約が推奨されます。
「そらとたべる threee」は、そのロケーションと空間、そして工夫を凝らしたこだわりの料理で、訪れる人々に忘れられない食体験を提供しています。