愛知県名古屋市中区新栄に位置する「蕎麦 柳屋 新栄」は、地下鉄東山線新栄駅2番出口から徒歩わずか2分という、アクセスに便利な立地にあります。新栄町駅から200メートルほどの距離にあり、名古屋市営地下鉄桜通線の高岳駅からも徒歩10分圏内、JR中央本線千種駅からも徒歩10分少々で訪れることが可能です。周辺にはコインパーキングがありますが、店舗に専用駐車場はないため、公共交通機関の利用が推奨されます。
大正9年(1920年)に麺類食堂として創業して以来、長きにわたりこの新栄の地で愛されてきた歴史あるお店です。現在の三代目店主により蕎麦屋としてリニューアルされ、現在は名古屋で蕎麦だけでなく、和食や厳選された日本酒、ワインも楽しめる粋な空間として親しまれています。店主は、江戸時代の庶民の楽しみ方であった「蕎麦屋で肴と酒を楽しみ、締めに蕎麦を手繰る」という粋な文化を名古屋でも広めたいという想いを抱いています。
店内は清潔感があり、明るい雰囲気が特徴です。店主のこだわりが随所に感じられ、洗練された空間の中で、丁寧に作られた蕎麦や一品料理を堪能できます。ふらりと一人でも立ち寄りやすいカウンター席が6席設けられているほか、テーブル席が14席あり、総席数は20席です。個室や座敷、掘りごたつ、ソファ席は設けられていませんが、貸切での利用も可能で、人数については電話での相談に応じています。
料理へのこだわりも深く、蕎麦粉はその時期に一番美味しいとされる生産地のものを仕入れ、毎朝店内で石臼挽きし製粉されています。これにより、訪れるたびに異なる蕎麦の風味に出会えるかもしれません。蕎麦つゆは、三種類の節をブレンドすることで深い旨味と風味を追求しており、蕎麦を食べた後に供される蕎麦湯も、一層出汁の風味を感じられると評判です。提供される器は、女将が目利きで選んだ青森県津軽金山焼を使用しており、料理を目でも楽しめるよう、温かみのあるお皿が厳選されています。
メニューの中心となるのは、お店の看板メニューである「二八蕎麦」で、880円(税込)で提供されています。角が立つキリッとした蕎麦と、カツオを利かせた関東風の辛めのつゆが特徴です。夜の時間帯には、5,500円(8品)の蕎麦コースも用意されており、つきだし、前菜盛り合わせ、天ぷら、肉料理、二八蕎麦、デザートといった内容で、季節によって品目が変わります。このコースは予約制となっており、特別な日や会食にも適しています。
蕎麦との相性を考慮して厳選された日本酒やワインも豊富に取り揃えられており、日本酒は主に純米酒を中心に、冷酒から熱燗まで幅広く楽しめます。季節限定の日本酒も用意されているため、訪れる度に新たな発見があるかもしれません。また、日本酒やワインと合わせて楽しめる一品料理も充実しており、「日本酒との相性抜群!」と評される品々が揃っています。具体的には、海老、椎茸、パプリカ、南瓜、さつまいも、ピーマンなどが盛り込まれた天ぷら盛り合わせ(2,200円)や、ふんわりと揚げられたあなご天(770円)、鶏胸肉を使用しながらも柔らかく仕上げられたとり天(880円)などがあります。さらに、上品な出汁の香りが広がる蕎麦屋のだし巻き(880円)、えいひれ、たたみ鰯、ホタルイカ、鮭とばが楽しめる炙りもの盛り合わせ(1,870円)、いぶりがっことクリームチーズが入ったポテトサラダ(550円)、生麩の田楽(880円)、茄子の揚げびだし(550円)、ベビー帆立のオイル漬け(550円)、身が厚いホッケ(990円)など、酒肴として最適なメニューが並びます。
ランチタイムの平均予算は1,000円から1,500円程度で、二八蕎麦のほか、天丼や名古屋名物のどて丼と蕎麦がセットになったメニューも1,100円で提供されており、手軽に本格的な蕎麦と丼ものを楽しめます。日替わりの小鉢が付くこともあり、蕎麦粉を使った豆腐や山芋豆腐など、こだわりの品が添えられることもあります。ディナータイムの平均予算は3,000円から4,000円程度とされており、充実した和食と蕎麦前を心ゆくまで楽しめます。
支払いは、VISA、MasterCard、American Express、Diners Club、JCB、Discover、銀聯といったクレジットカードが利用可能で、電子マネー(Suica、PASMO、ICOCA、iD、QUICPay)やQRコード決済(PayPay、au PAY)にも対応しています。ただし、ランチタイムはクレジットカードが利用できない点には注意が必要です。
店内は全席禁煙となっており、快適な環境で食事ができます。また、新型コロナウイルス感染症対策として、入店時のマスク着用依頼、店内の消毒液設置、混雑時の入店制限、カウンター席の仕切り設置、席ごとの間隔確保、他グループとの相席禁止、オーダー時の一定間隔保持、非接触型決済、会計スペースの仕切り設置など、お客様と従業員の安全に配慮した取り組みが行われています。昼飲みも歓迎されており、女性にもヘルシーな蕎麦や野菜を中心とした料理が用意されているなど、幅広い層が利用しやすい工夫が凝らされています。蕎麦が売り切れ次第終了する場合があるため、特に遅い時間の訪問を検討する場合は事前の確認がおすすめです。