東武東上線の中板橋駅から北口を出て徒歩およそ2分から3分の場所に位置する「讃岐うどん やまと」は、東京都板橋区中板橋で本格的な讃岐うどんを味わえる店です。黒を基調とした外観が特徴的で、駅からのアクセスも良く、立ち寄りやすい立地です。
「讃岐うどん やまと」の最大の特長は、十条にある「讃岐うどんいわい」が監修し、同じ「いわい製麺」の麺を使用している点にあります。「讃岐うどんいわい」は「恐るべき」宮武うどんの系譜を継ぐ店として知られており、その本格的な讃岐うどんを中板橋で楽しむことができます。使用されるうどんの生地は、その日の気温や湿度に合わせて塩と水の分量を調整し、丁寧に作られただんごを一晩じっくりと熟成させています。茹で上げには約10分から12分かけられ、角が立った四角い形状でありながら、ねじれと縮れがあるのが特徴です。これにより、出汁が麺によく絡み、一口すするといりこの豊かな香りが広がるすっきりとした味わいの出汁との相性を楽しめます。麺自体は細めで、ほんの少し固めのムチムチとした食感に加えて、しっかりとしたコシとツルツルとした喉越しが多くの人に好評です。
メニューは、あつあつ、ひやあつ、ひやひや、ざる、醤油、湯だめといった讃岐うどんの定番の食べ方を選べるのが嬉しい点です。これらのうどんはサイズが小、中、大と用意されており、価格は小が400円、中が500円、大が600円とリーズナブルです。また、釜玉うどんはこれらの価格に100円追加で注文できます。さらに、5歳以下の子供向けには「ちび」サイズが100円で提供されており、家族連れでも気軽に利用できます。うどん以外にも、カレーうどんや肉うどんといったアレンジメニューも揃っています。
うどんに欠かせない天ぷらも種類豊富で、揚げたてが提供されます。とり天やげそ天、ちくわ天といった定番から、とり皮天、舞茸天、キス天、かき揚げなどがあり、価格帯は150円から250円です。特に、とり皮天はパリパリとした食感とジューシーさで食べ応えがあり、とり天はホクホク、舞茸天やレンコン天もサクサクとした食感が楽しめると評判です。うどんと一緒に楽しめるご飯ものとして、かしわ飯、とろろ飯、いなり寿司も用意されています。かしわ飯はうどんのお供としても人気です。その他、冷奴やポテトサラダといった一品料理や、ビール、ハイボール、各種サワーなどのアルコール類、ソフトドリンクも充実しています。冬の時期にはおでんも提供されることがあります。料金はすべて税込み表示となっています。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、合計で15席ほどのキャパシティです。落ち着いた雰囲気で、一人でも複数人でも利用しやすい空間です。注文はセルフ形式となっており、レジで注文と支払いを済ませて番号札を受け取り、出来上がると呼ばれるスタイルです。個室やソファ席に関する情報は見られません。テイクアウトも可能なので、自宅や外出先で本格的な讃岐うどんを楽しむこともできます。また、ウェブチケットの購入も可能です。
「讃岐うどん やまと」は、いわい製麺の高品質な麺とこだわりの出汁、揚げたての天ぷらを気軽に楽しめる店として、地域の人々に親しまれています。本格的な讃岐うどんを求めて中板橋を訪れた際には、立ち寄ってみる価値のある一軒と言えるでしょう。