札幌市中央区南2条西26丁目に位置する「そば処 天色」は、地下鉄東西線円山公園駅から徒歩約3分(約200m)のアクセス便利な場所にあります。マルヤマクラスの裏出口からも徒歩約1分と、駅からの距離が近いのが特徴です。隣接する西28丁目駅からも徒歩約10分(約800m)、西18丁目駅からも徒歩約15分(約1.2km)程度でアクセス可能です。お店はダイアパレス円山の1階にあり、この季節には店前のグリーンが綺麗に整えられている様子も見られます。
「そば処 天色」は、日本料理の名店「まるやまかわなか」の系列店として知られており、ミシュランガイドに掲載された実績を持つ系列店のノウハウを活かした蕎麦を提供しています。単なる蕎麦店としてだけでなく、同じく系列の人気スープカレー店「NAVY’S」が同店舗内で併存するという珍しい形態も特徴の一つです。店内は蕎麦店としては珍しくシャンデリアが飾られており、無機質さと有機質が融合したモダンでカフェのようなおしゃれな空間が広がっています。全体的に落ち着いた雰囲気で、一人でも、友人や知人との利用でも快適に過ごせるような内装です。店名にもある「天色」のように、天井が空の色になっているのも印象的なデザインです。
提供される蕎麦は、「摩周産キタワセ十割」と「道産二八更科」の二種類が中心で、食べ比べも可能です。「摩周産キタワセ」は風味が強くしっかりとした食感が特徴の十割蕎麦で、ランチ用とディナー用で分けて蕎麦を打つこだわりも持っています。一方、「道産二八更科」は、ほんのりとした甘みとつるつるとした喉越しが感じられると言われています。蕎麦つゆは鰹出汁が効いたすっきりとした辛めのつゆです。
メニューの中でも特に注目されるのは、姉妹店「NAVY’S」のスープカレーと蕎麦を組み合わせた「スープカレーせいろ」です。せいろ蕎麦に、出汁と野菜のバランスが良いスープカレー、薬味、ターメリックライスが添えられたこのメニューは、和の出汁が効いたスープカレーと蕎麦の見事な組み合わせが楽しめると評判です。スープカレーの辛さは控えめに作られており、辛味調整用のスパイスで好みの辛さに調整できます。具材には、知床産鶏肉を使用したしっとり柔らかいとり天や、ヤングコーン、茄子、ピーマン、カボチャ、ジャガイモ、舞茸、人参といった彩り豊かな野菜が入っています。これらの野菜は素材の美味しさを感じられるように調理されています。
他にも、冷たい蕎麦では「もりそば」「天せいろ(海老天、季節の野菜)」「とり天せいろ」「穴子天せいろ」「大海老天せいろ」、温かい蕎麦では「かけそば」「かしわそば」「鴨南蛮そば」など、定番から創意工夫を凝らしたメニューまで約20種類が提供されています。冷たい蕎麦に温かいつゆを組み合わせる「鴨せいろ」「鶏ごぼうせいろ」「豚ごぼうせいろ」「スープカレーせいろ」といったつけ蕎麦や、「無量寿」「むじな」「たぬき」「とろろ」「おろし」「納豆」「全部乗せ」といったぶっかけ蕎麦もあります。また、一品料理として「お蕎麦屋さんの海苔ごはん」や、蕎麦前として楽しめるだし巻き卵や板わさ(鯛のかまぼこ)なども用意されており、店主厳選の日本酒と共に蕎麦前を楽しむことも可能です。
価格帯は、もりそばが800円、かけそばが800円、スープカレーせいろが1,300円、天せいろやとり天せいろ、穴子天せいろが1,400円、大海老天せいろが1,600円などとなっています。メニューによっては新そばの時期に料金がプラスされる場合もあります。追加トッピングとして、納豆、とろろ、おろしが各100円、大海老天1本350円、穴子天1本300円、とり天3枚400円などがあります。ランチの予算はおおよそ1,000円から1,999円程度、ディナーも同様の価格帯で利用できるという口コミが見られます。
座席に関しては、個室の情報は見られませんが、カウンター席とテーブル席が利用できるようです。貸切も可能とのことです。全席禁煙となっています。駐車場は店舗に1台分あるとの情報もありますが、周辺のコインパーキングの利用も可能です。予約も受け付けています。
「そば処 天色」は、格式高い日本料理店の系列でありながら、モダンでおしゃれな空間でこだわりの蕎麦やスープカレーを気軽に楽しめる、円山エリアで注目のお店です。