札幌市北区北35条西10丁目に位置していた「ラギ蕎麦 新琴似店」は、個性的なコンセプトで注目を集めた飲食店でした。地下鉄南北線の麻生駅および北34条駅からは、それぞれ徒歩でおおよそ12分から17分程度の距離にあり、琴似栄町通沿いのわかりやすい場所に立地していました。店舗前には3台分の駐車場スペースが用意されていましたが、交通量の多い通りに面していたため、駐車の際には注意が必要な場合もあったようです。
この店の最大の特徴は、「ラー油で喰わす蕎麦」という斬新なコンセプトでした。伝統的な蕎麦の枠にとらわれず、ラー油を用いた甘じょっぱい独特のつけダレでいただく蕎麦や、ジャンキーな味わいが魅力のまぜそばを提供し、多くの蕎麦ファンやラーメンファンから関心を集めました。特に、鰹の風味が際立つ「鰹ガツン系」の中華そばや、極太の中華麺を使用したメニューも提供しており、蕎麦だけでなくラーメンとしても楽しめる多様性がありました。
メニューラインナップとしては、つけ蕎麦、肉ぶっかけ蕎麦、かけ蕎麦が特に人気だったようです。他にも肉つけ蕎麦、カレーつけ蕎麦、キムチぶっかけ蕎麦といった様々なバリエーションのラー油系蕎麦に加え、極太煮干中華蕎麦や煮干ラーメンといった煮干し系ラーメン、さらには蕎麦G郎と呼ばれるユニークなメニューも存在しました。ご飯ものとしてカレーライスや丼もの、ミニカレー、ライスなどの用意もあり、麺類だけでは物足りない場合でも満足できる構成でした。ビール、レモンサワー、ハイボールなどのドリンクも提供されていました。サービス面では、蕎麦の麺量を300gまで無料で増量できる点が多くの利用者に喜ばれていました。また、無料で提供される生卵を使った味の変化を楽しむこともできました。
店内の正確な席数は情報源によって14席または15席とばらつきがありましたが、主にカウンター席が中心であったと伝えられています。特別な設備として個室やソファ席があったという情報は見られませんでした。
ユニークな「ラー油で喰わす蕎麦」というコンセプトのもと、短期間ながらも営業していた「ラギ蕎麦 新琴似店」でしたが、複数の信頼できる情報源によると、2023年2月19日をもって閉店したことが確認されています。2022年8月3日にオープンして以来、約半年間の営業期間でした。既に閉店しているため、現在の営業時間や定休日といった最新の運営状況についてお伝えすることはできません。短い期間ながら、新感覚の蕎麦を提供した店として記憶されています。