岐阜県岐阜市金宝町の後藤ビル1Fに佇む「蕎麦屋こんくらい」は、伝統的な蕎麦の魅力と現代的なスタイルが融合した、新しい蕎麦屋の形を提案する店舗です。名鉄岐阜駅からは徒歩約6分から8分、JR岐阜駅からは徒歩約8分から12分圏内と、主要駅からのアクセスも良好な立地にあり、気軽に立ち寄れる都会の隠れ家として親しまれています。
店内は、従来の蕎麦屋のイメージとは一線を画す、洗練されたナチュラルモダンな空間が広がります。柔らかな照明が灯る落ち着いた雰囲気は、まるでカフェのような居心地の良さを提供し、一人でゆっくりと蕎麦を味わいたい時や、友人との食事、またはデートなど、様々なシチュエーションにフィットします。カウンター席とテーブル席が設けられており、昼夜を問わず、ビジネスパーソンから女性客、若い世代まで幅広い層が訪れる人気のスポットです。
「蕎麦屋こんくらい」が特に力を入れているのは、江戸時代から続く粋な食文化「蕎麦前」のカジュアルな提案です。蕎麦が運ばれてくるまでの間、蕎麦屋ならではの肴と厳選されたお酒を楽しむという趣向で、肩肘張らずにその魅力を堪能できます。店主が長年蕎麦打ちの腕を磨き上げた経験を活かし、素材一つ一つに手間を惜しまないこだわりが随所に感じられます。
提供される蕎麦は、繊細な喉越しと豊かな香りが特徴の二八蕎麦。熟練の技で手打ちされており、蕎麦本来の美味しさをストレートに感じられます。蕎麦の風味を一層引き立てるつゆは、4種類の鰹節から丁寧に引かれた出汁を使用しており、香り高く、蕎麦との絶妙なハーモニーを奏でます。定番の「ざる蕎麦」をはじめ、「鴨南蛮蕎麦」や「鴨せいろ蕎麦」、そして季節の野菜をふんだんに使用した彩り豊かな「野菜たっぷり和え蕎麦」など、様々な蕎麦メニューが揃います。「野菜たっぷり和え蕎麦」は、その時期ならではの野菜が蕎麦を彩り、だしにごまペーストやライムを加えた特製のつゆで豪快に混ぜて味わう、この店ならではの一品です。
蕎麦前を彩る肴も充実しており、中でも人気の高い「鴨の鍬焼き」は、ジューシーなもも肉と炙ったロースの二つの食感が楽しめる逸品です。甘辛い特製のタレと柚子胡椒で味の変化も楽しめ、日本酒との相性も抜群です。また、もっちりとした食感と滋味深い風味が特徴の「そばがき」は、蕎麦屋の定番としてシンプルに塩で、またはざる蕎麦の出汁で味わうことができます。他にも、「出汁巻き玉子」や「にしんの京煮」、「脱皮蟹の天ぷら」など、お酒が進む魅力的な一品料理が多数用意されています。
ドリンクメニューも豊富で、蕎麦や肴と合わせて楽しめる日本酒は9種類、さらに常時3種類のナチュラルワインも厳選して取り揃えられています。お客様の好みや料理とのペアリングに応じて、最適な一杯を提案してくれます。
予算は、ランチタイムで800円から2000円程度、ディナータイムで1000円から3000円程度が目安となります。季節限定の特別メニューが提供されることもあり、訪れるたびに新たな発見があるかもしれません。例えば、「鮎と焼き茄子の冷製ポタージュハモの天ざる」といった、蕎麦の可能性を広げる独創的なメニューが登場することもあります。カウンター席には「今日のおにぎり」として、塩昆布やしらす、梅ひじきなどを大葉で包んだおにぎりが並ぶ日もあり、細やかな心配りが感じられます。
特別なサービスとしては、お得に料理やお酒を楽しめるサブスクリプションサービス「ほろ酔いセット」が導入されており、常連客にとって魅力的な選択肢となっています。一部のメニューはテイクアウトも可能で、店頭での注文から最短5分で受け取ることができます。小さなお子様連れでの来店も歓迎されており、家族での食事にも利用しやすい配慮がされています。
「蕎麦屋こんくらい」は、粋な蕎麦前の文化を現代に合わせたスタイルで提案し、手打ちの蕎麦と共に、心地よい時間を提供してくれる岐阜市の注目店です。