愛知県名古屋市中区錦2-9-9、名和丸の内ビルB1Fに位置していた「路麺えんそば びぃわん」は、手軽に本格的な蕎麦を味わえるお店として親しまれていました。交通アクセスも良好で、名古屋市営地下鉄東山線および鶴舞線の伏見駅からは徒歩約3分(約170m)、名古屋市営地下鉄鶴舞線および桜通線の丸の内駅からも徒歩約3分(約230m)と、主要駅から近い利便性の高い立地でした。周辺はオフィス街であり、ビジネスパーソンのランチや仕事帰りの一杯、また地域住民の日常的な食事処として賑わいを見せていました。
「路麺えんそば びぃわん」は、リーズナブルな価格で高品質な蕎麦を提供するというコンセプトを掲げていました。蕎麦はアメリカ・ワシントン州の無農薬栽培された玄蕎麦を使用しており、店内には製麺機が備えられ、打ち立て・茹でたての自家製麺を提供することにこだわっていました。蕎麦つゆは、名古屋の好みに合わせたやや甘口の味わいが特徴で、多くのお客に支持されていました。
提供されていたメニューは多岐にわたり、冷たいざるそばから温かいかけそば、さらに個性豊かな変わり蕎麦まで幅広く揃っていました。例えば、ざるそばは300gというボリュームながら390円という手頃な価格で提供され、そのコストパフォーマンスの高さも魅力の一つでした。他にも、温冷を選べるとうふそばは600円、びぃわん店限定のきのこそばなども人気を博していました。蕎麦だけでなく、かき揚げ丼とのセットメニュー(750円)や、各種丼物も充実しており、しっかりと食事をしたい方にも満足度の高い内容でした。昼夜問わず、利用の目安となる予算は2,000円以内とされ、日常使いしやすい価格帯が特徴でした。
蕎麦に合うドリンクも豊富に取り揃えられており、特に日本酒には力が入れられていました。全国各地から厳選された純米酒が日替わりで提供されることもあり、蕎麦と共にゆっくりと日本酒を楽しむ「ちょい飲み」にも適した空間でした。ビールや焼酎、ハイボールなどの一般的なアルコール類も用意されていました。
店舗はビルの地下1階にあり、店名の「びぃわん」は地下1階(B1F)に由来していました。店内は大衆的ながらも清潔感が保たれており、明るい雰囲気でした。座席は、足高のテーブル席が複数用意され、カジュアルに利用できる立ち食いスタイルに対応していました。また、カウンター席や、奥には座って利用できるテーブル席も設けられていたとされており、様々なシーンに対応できる柔軟性がありました。個室は無く、全席禁煙でした。お子様連れでの利用も可能で、家族での食事にも対応していました。支払いには、VISA、Master、JCB、AMEXなどの主要なクレジットカードに加え、PayPayなどのQRコード決済も利用できたため、多様な支払いニーズに対応していました。
さらに、この「路麺えんそば びぃわん」は、人気アイドルグループ乃木坂46のメンバー遠藤さくらさんのご実家が経営する蕎麦屋の一つとしても知られ、ファンの間では「聖地巡礼」の場所としても注目されていました。店内には遠藤さくらさんに関連する展示物があった時期もあり、乃木坂46のライブなどが名古屋で開催される際には、全国から多くのファンが訪れることでも知られていました。
2018年8月1日にオープンしたこの店舗は、長年にわたり地域に愛され、蕎麦愛好家やビジネスパーソン、そしてアイドルファンなど、幅広い層のお客に蕎麦と憩いの時間を提供してきましたが、2024年8月28日をもって営業を終了したとの情報があります。