東京都千代田区神田小川町に位置する「うどん 武膳 神田小川町本店」は、讃岐うどんや稲庭うどんとは異なる「豊前うどん」を提供するうどん店です。九州・小倉の「津田屋官兵衛」で修行した店主が手掛けるそのうどんは、「第三の麺」と称されることもあります。麺は艶やかでしなやかな細切りが特徴で、つるつるとしたのど越しに加え、噛むとしっかりとしたコシも感じられる独特の食感を持っています。
アクセスは複数の駅から可能で、都営新宿線小川町駅からはB7口から徒歩約3分、都営地下鉄三田線神保町駅からはA9出口より徒歩約5分、東京メトロ丸ノ内線淡路町駅や東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅からも徒歩約4分から7分圏内と、各方面からアクセスしやすい立地です。
店内は木目を基調とした落ち着いた雰囲気で、スタイリッシュな和モダンの空間が広がっています。清潔感があり、ゆっくりと食事を楽しめるような設えです。総席数は25席から27席ほどで、一人でも立ち寄りやすいカウンター席も完備されています。個室はありませんが、貸切での利用も相談可能です。
メニューの中心となるのは、やはり独特の麺を使ったうどんです。中でも名物として知られるのが「ごぼう天うどん」です。歯ごたえを残すように厚めにスライスされ、独特の形で揚げられたごぼう天は、うどんと共にこの店を代表する一品として多くのファンに支持されています。他にも、かけうどん(659円 税込)、梅とろろ昆布うどん、ごまねぎ肉うどん、とりちくわ天うどん、野菜天うどん、天ぷらうどんといった温かいうどんメニューや、ざるうどん(800円 税込)、野菜天ざる、天ざるなどの冷たいうどんメニューが揃います。また、明太子クリームうどん(1080円 税込)、坦々うどん、黄金カレーつけ麺、冷やし坦々うどん(いずれも1090円 税込)といった創作うどんも人気を集めており、従来のうどんのイメージにとらわれない幅広い味わいを提供しています。うどん以外にも、えび天丼セットや天ぷら御膳などのご飯ものメニューもあります。
予算としては、ランチタイムは1,000円から1,999円程度、ディナータイムも1,000円台から2,000円程度で利用できることが多いようです。夜のメニューとしては、うどんだけでなく一品料理も提供されており、飲み放題付きのコースも4,000円(税込)から用意されています。コースには板わさや串天ぷら、つゆしゃぶなどが含まれるものもあります。
支払い方法については、VISA、Master、JCB、AMEX、Dinersといった主要なクレジットカードが利用可能です。QRコード決済ではPayPayが使えるという情報もあります。全席禁煙となっており、快適に食事を楽しめる環境です。お子様連れのお客様向けには、お子様用食器の用意もあります。
営業時間は、平日および土曜日はランチタイムの営業があり、平日の夜にはディナー営業も行っています。具体的な時間は、平日は11:00から15:30までと17:30から23:00(ラストオーダーは各30分前または60分前頃)、土曜日は11:00から15:00までの営業としている情報が多く見られます。ただし、土曜日の夜の営業については情報が分かれるため、来店前に確認することをおすすめします。定休日は日曜日と祝日、その他年末年始やお盆に休みがあります。
独自の製法による麺と、個性的ながらも完成度の高いうどんメニューで、「豊前うどん」という新たなうどんの魅力を東京で発信する一軒と言えるでしょう。