東京都品川区戸越にある「手打十割そば 蕎都」は、都営浅草線 戸越駅から徒歩約4分、東急池上線 戸越銀座駅から徒歩約7分の戸越銀座商店街に位置する蕎麦店です。商店街の賑わいの中にありながらも、隠れ家のような落ち着いた外観が特徴です。店内は木の温もりあふれる空間で、肩肘張らずに本格的な手打ち蕎麦を味わえる雰囲気です。席数は18席あり、2名用と4名用のテーブル席が用意されています。個室やソファ席に関する情報は見当たりませんでした。
蕎都では、素材と製法に強いこだわりを持った十割そばを提供しています。蕎麦粉は国産最上級とされる「常陸秋そば」を使用し、店内に置かれた石臼で毎日朝から自家製粉を行っています。これにより、風味豊かな挽きたての蕎麦を味わうことができます。つなぎを使わずに手打ちされる十割そばは、一般的にイメージされるボソボソした食感ではなく、喉越しの良いツルツルとした食感が特徴とされています。出汁にもこだわりがあり、北海道産の肉厚な昆布と、鹿児島枕崎産の2年熟成させた本枯節を使用することで、濃厚で旨味のあるつゆに仕上げています。
メニューには定番のせいろ蕎麦やかけ蕎麦に加え、季節限定の蕎麦や、こだわりの鴨を使った鴨せいろなどがあります。夏には「冷やしすだち蕎麦」(1,100円)、冬には「けんちん蕎麦」(1,200円)といった季節限定メニューが登場します。土日祝日限定で提供される「三色蕎麦」(1,600円)は、定番のせいろ、香りの強い田舎蕎麦、そして季節の変わり蕎麦(さくらやゆずなど)の三種類を楽しめる人気のメニューです。ランチタイムの予算は~2,000円、ディナータイムは~3,000円程度とされています。蕎麦前として楽しめるおつまみも用意されており、そば味噌やだし巻き卵など、蕎麦や日本酒に合う一品料理が揃っています。日本酒についても、獺祭の飲み比べや利き酒セットなど、こだわりのお酒が提供されています。また、蕎麦だけでなく手打ちのうどんもメニューにあります。
特別なサービスとしては、毎年12月30日に年越しそば用の「そば打ち体験」を実施している点が挙げられます。これは小学生から参加可能で、毎年参加する人も多いとのことです。