東京都世田谷区三軒茶屋に位置していた「蕎麦バル1351」は、三軒茶屋駅から徒歩4分から8分ほどの栄通り商店街にあった蕎麦を主役にした飲食店です。昼は蕎麦店として、夜は蕎麦居酒屋として営業するスタイルを取り、「ニューヨークにありそうな蕎麦居酒屋」をコンセプトの一つとしていました。また、「大人のつけそば」をテーマに掲げ、わさびや山椒といった和のスパイスを活かした蕎麦と、ソムリエが厳選したお酒のマリアージュを提案していました。店内は19席ほどと比較的小ぢんまりとしており、カウンター席やテーブル席が設けられていましたが、個室はありませんでした。落ち着いた雰囲気の中で、カジュアルに蕎麦やお酒を楽しめる空間でした。
提供されていたメニューには、伝統的な蕎麦にアレンジを加えたユニークなものが並んでいました。香り高いトリュフ蕎麦をはじめ、つけそば、海苔つけそば、胡麻つけそばといった定番のつけそばに加え、5種類の薬味で味わう名物 五香そば、鴨出汁そば、スパイシーな牛すじカレーそばといったオリジナルの蕎麦がありました。季節ごとの限定メニューも提供されていました。蕎麦前として楽しめる一品料理も充実しており、クリームチーズのかえし漬け、板わさ、かんずり明太子、号泣たこわさ、蕎麦屋のまぐろユッケなど、お酒との相性を考えられた inventive な料理が特徴でした。特に、数種類のアテを少しずつ楽しめる「酒呑みのアテ7種盛り」やそのハーフサイズは人気だったようです。蕎麦前の一品料理の価格帯は数百円から千円台で、ランチの予算は1,000円から1,999円、ディナーは3,000円から4,999円が目安となっていました。
ドリンク類では、日本酒や焼酎にこだわりが見られ、日本酒は地酒を中心に、焼酎は約30種類もの銘柄が取り揃えられていました。また、そば焼酎のそば茶割りや、40種類以上のサワーや果実酒など、蕎麦バルならではの豊富なお酒を楽しむことができました。山椒を使ったハイボールやエールといった個性的なドリンクも提供されていました。過去には、お酒を片手に食事を楽しむ「昼飲み」も土日祝日のランチタイムに可能でした。
特別なサービスとして、予約が可能で、6名以上の場合は電話での予約を受け付けていました。また、貸切も対応しており、20人以下での利用が可能でした。テイクアウトでの利用も可能でした。店内ではスポーツ観戦ができたり、車椅子での入店も可能な場合がありました。お客様からは、卓上に揚げ玉が用意されていて自由に使える点や、生わさびを自分ですりおろして板わさなどで楽しめる点などが好評だったようです。
しかしながら、最新の情報によると、蕎麦バル1351はたび重なる漏水問題への対応が困難となったため、閉店したとのことです。現在、移転先を検討している状況であり、今後の動向が待たれます。過去にはメディアにも取り上げられるなど、三軒茶屋において蕎麦と tasteful な一品料理、そしてこだわりの alcohol を楽しめる店として知られていました。