東武スカイツリーライン曳舟駅から西口より徒歩約3分、京成押上線京成曳舟駅からも徒歩圏内、東京都墨田区東向島に位置する「向じま ぜんや」は、関東では珍しい個人経営の関西風手打ちうどんが味わえるうどん店です。住宅街に佇む隠れ家のような雰囲気で、温かいお出汁の香りが訪れる人々を迎えます。
店内は全18席で、テーブル席のほか、小さなお子さん連れでも安心して利用できる小上がりの座敷席も用意されています。座敷席はお子さん連れに喜ばれており、ベビーカーでの入店も可能です。また、最大8名まで利用可能な個室も完備されており、周囲を気にせずゆったりと食事を楽しみたい場合や、少人数での集まりにも対応できます。店内は落ち着いた空間で、全席禁煙となっていますが、店舗の外には喫煙所が設けられています。
「向じま ぜんや」の最大の特徴は、二代目の店主が手打ちするうどんと、関西風の透き通ったお出汁です。店内にはガラス張りの製麺場所があり、うどんを打つ様子を見ることもできます。この手打ちうどんともちもちとした食感が、優しい味わいながらもしっかりとした出汁の旨味と甘みが感じられる関西風のお出汁によく絡み、多くのお客さんを惹きつけています。口コミでは、出汁の美味しさが高く評価されています。
メニューには、うどん定食をはじめ、出汁カレーうどん、おろしごまだれうどん、かすうどんといった魅力的なうどん料理が並びます。ランチ、ディナーともに千円程度の予算で食事を楽しむことができ、手軽に美味しいうどんを味わえる価格帯も魅力の一つです。支払方法としては、PayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、LINEペイ、メルペイなどのQRコード決済や電子マネーに対応しており、キャッシュレスでの支払いが可能です。クレジットカードは利用できません。
一般的な飲食店としての顔だけでなく、「向じま ぜんや」は地域に根差した取り組みも積極的に行っています。その一つが「えがおギフト」という活動で、子どもたちに無料または安価で食事を提供し、地域の子どもたちの居場所としての役割も担っています。また、多世代が交流できるこども食堂の開催や、ボードゲームのイベントなども実施しており、単なる飲食店に留まらない、地域コミュニティのハブのような存在でもあります。夜の時間帯は、貸切やレンタルスペースとしての利用、さらには将来自分のお店を持ちたいと考えている人へのスタートアップ支援なども行っており、多様なニーズに応える柔軟な運営がなされています。店内では無料Wi-Fiや電源も利用可能で、現代のニーズにも対応しています。車椅子での入店も可能で、バリアフリーへの配慮も見られます。さらに、英語のメニューも用意されており、海外からの訪問者にも対応しています。
手打ちうどんの美味しさはもちろんのこと、店主夫婦の温かい人柄もお店の人気の理由として挙げられており、下町のアットホームな雰囲気の中で、本格的な関西風うどんと心温まるサービスを求めて、多くの人が訪れています。初めて訪れる人でも気軽に立ち寄れる、地元に愛されるうどん店です。