コミック・バスター西原店は、沖縄県中頭郡西原町小那覇に位置していた複合カフェです。2022年6月13日をもって閉店しており、現在は営業していません。国道329号線沿いの利便性の高い場所にあり、かつては24時間営業で年中無休という体制で、いつでも気軽に利用できる施設として親しまれていました。建物の2階に受付があり、広い駐車場も完備されていたため、車でのアクセスも良好でした。
同店は、ネットカフェとして多様なニーズに応える空間を提供していました。座席は、一般的なリクライニング席に加えて、靴を脱いで横になれるフラット席、複数人での利用に適したペアシートなど、利用シーンに合わせた選択肢が用意されていました。プライベート感を重視する方には、天井まで仕切りがある鍵付きの完全個室も選択可能でした。これらの個室は、周囲を気にせず過ごせるため、仕事や勉強、趣味の時間にも活用されていました。また、全席禁煙のブース内で、喫煙者向けには別途喫煙専用室が設けられていました。
かつての料金体系は、入会金200円が別途必要で、基本料金は30分300円から利用できました。長時間利用にはお得なパック料金が設定されており、例えば4時間1,000円、7時間1,600円、12時間2,100円、24時間3,650円といったプランがありました。これらは税抜価格で、土日祝日は各パック料金に100円が加算される仕組みでした。ナイトパックも用意され、18時から翌2時までの受付で4時間1,000円、12時間1,600円、24時間3,370円という料金設定でした。中高生向けの3時間730円のパックもあり、多様な層が利用しやすい価格設定が特徴でした。
基本的なサービスとして、ドリンクバーが全プランにセットで含まれており、ソフトクリームも食べ放題でした。店内では無料Wi-Fiが利用可能で、漫画も読み放題でした。スマホ充電器やブランケットの無料貸し出しも行われており、利用者の快適性を高める配慮がされていました。シャワールームやコインランドリーは設置されていませんでしたが、飲食物の持ち込みは自由でした。
コミック・バスター全体として、「日常の一部として使っていただける複合カフェ」というコンセプトを掲げ、単なる漫画喫茶ではなく、カラオケやミニフィットネスといったアミューズメント要素も取り入れることで差別化を図っていました。また、高速ネット回線の導入やハイスペックPCの設置により、オンラインゲームなども快適に楽しめる環境を提供していました。一部のコミック・バスター店舗では、テレワークやリモートワークにも対応できるよう、無料Wi-Fiや複合機が整備されており、コワーキングスペースとしての利用も推奨されていました。
コミック・バスター西原店は、かつて地域住民やドライブ中の休憩に立ち寄る方々に、利便性と快適な空間を提供していた複合カフェでした。