沖縄県石垣市登野城に位置する「トラベラーズカフェ朔」は、赤嶺マンション102号室に店を構える、旅をコンセプトにしたユニークなカフェレストランです。2007年の開店以来、石垣島の地元食材と本格的なスパイスを融合させた多国籍料理で、島内外の旅行者や地元住民に愛され続けています。店内は落ち着いた雰囲気が特徴で、柔らかな照明と静かな音楽が流れる空間には、アジアの楽器や旅に関する書籍が並び、まるで旅の途中に立ち寄ったかのような異国情緒が漂います。
アクセスについては、石垣空港から車で約30分、路線バスでは「平得大浜白保経由 空港線」に乗車し「かねひで前」バス停で下車後、徒歩約2分という利便性の良い場所にあります。石垣港離島ターミナルからは車で約5分、タクシーを利用した場合の目安料金は約600円から800円です。徒歩の場合は約1.8km、20分から25分ほどの散策で到着できます。店舗前には1台分の駐車スペースがあり、建物の裏側には広々とした駐車場も完備されているため、車での来店も安心です。駐車場の場所が分かりにくい場合は、スタッフに尋ねると案内してもらえます。
「旅するように食べる」をコンセプトに掲げる「トラベラーズカフェ朔」では、ランチとディナーで異なる表情のメニューを提供しています。ランチタイムは11時30分から16時00分(ラストオーダー15時30分)、ディナータイムは18時00分から22時00分(ラストオーダー21時00分)まで営業しており、日曜日は定休日です。
メニューの中心は、スパイスが香る多国籍カレーとエスニック料理です。辛みのないものから刺激的な辛さのものまで、8種類のカレーが楽しめます。特に石垣島の新鮮な車えびを贅沢に使用した「石垣島産車えびカレー」は、ぷりぷりの食感と濃厚な海老の旨味、トマトとココナッツのコクが溶け合った逸品として人気を集めています。その他にも、ベトナム調味料とココナッツミルクで甘く香ばしく煮込んだ「ベトナム角煮」や、海南チキンライスなども提供されています。全てのカレーには週替わりの野菜たっぷりサラダが付いてくるため、栄養バランスも考慮されています。デザートには、石垣島産はちみつの「クレームアンジュ」や、もちもち食感が楽しい「珍珠サンピンオレ」といった、カフェならではのアジアンスイーツやドリンクが充実しており、食後のひとときを彩ります。ランチの平均予算は1,000円前後、ディナーは2,000円前後で、気軽に本格的なエスニック料理を味わうことができます。
座席は全19席で、カウンター席とテーブル席が用意されています。個室や座敷、ソファ席、テラス席はありませんが、店内には旅の雰囲気を醸し出す様々な工夫が凝らされています。本棚の前に置かれた昔の学校のような机の席では、写真集などを広げながらゆったりと過ごすことができます。大きな窓の横の席は明るく、料理の写真を撮るのにも適しています。6名まで利用可能な大きなテーブル席や、古時計の下の4名掛けの席もあり、様々なシーンに合わせて利用できます。貸切も可能で、12名から最大16名までの宴会に対応しています。2時間の飲み放題が付いたパーティープランも用意されており、ベトナム、タイ、台湾、インドのおつまみが楽しめる7品のコースで、ビールはもちろん、杏露酒や桂花陳酒、泡盛なども揃っています。
来店者が利用できる特別なサービスとして、店内では無料Wi-Fiと電源が利用可能です。テイクアウトにも対応しており、事前に予約することでスムーズに受け取ることができます。お子様連れでも安心して利用できるよう、乳幼児から小学生までのお子様を歓迎しており、離乳食の持ち込みやアレルギー食への対応も相談できます。ベジタリアンメニューやアレルギーを持つお客様への対応も可能で、来店者の要望に寄り添ったサービスが提供されています。また、英語対応可能なスタッフが常駐しており、英語メニューも用意されているため、海外からの旅行者も安心して利用できます。支払いはクレジットカード(アメックス)やPayPayも利用できるため、便利です。
「トラベラーズカフェ朔」は、石垣島の美しい自然の中で、本格的な多国籍料理と旅の雰囲気を満喫できる、隠れ家のような魅力的なカフェレストランです。