沖縄県那覇市久茂地に位置する「いろりや炉場人」は、ゆいレール県庁前駅から徒歩わずか数分の距離にあり、国際通りからもほど近い好立地を誇る炉端焼きの専門店です。那覇の中心部にありながら、一歩足を踏み入れると洗練された大人の空間が広がり、日常の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気が訪れる人々を魅了します。店内はラグジュアリーな趣で統一され、特に目を引くのは沖縄では珍しい囲炉裏カウンターです。この囲炉裏を囲む座席は、職人の妙技を目の前で堪能できる特等席となっており、料理が焼き上がるまでの過程も五感で楽しめるエンターテイメントとして提供されます。福岡や大分県の囲炉裏炉端のスタイルから着想を得ており、その熱意とこだわりが随所に感じられる空間設計となっています。
「いろりや炉場人」の核となるのは、厳選された旬の食材を職人がお客様のペースに合わせて丁寧に焼き上げる炉端焼きです。名物として挙げられる「鶏・野菜焼き盛り合わせ」は、沖縄で大切に育てられた鶏の様々な部位6種と、季節ごとに変わる旬の野菜7種を一度に味わえる逸品です。特に、糸満市で採れた白茄子や新鮮な椎茸、ズッキーニなど、素材そのものが持つ旨みを最大限に引き出す焼き加減は、まさに職人技と言えるでしょう。炭火でじっくりと燻された野菜は香ばしく、素材本来の甘みや風味が際立ちます。また、お肉料理では、見るからに美しい霜降りの黒毛和牛A5サーロインのすき焼きや、歯ごたえと旨みが凝縮された牛タン塩タタキ、そして厚切りで柔らかい牛芯タンの炙り焼きなどが人気を集めています。海鮮メニューも充実しており、大海老の雲丹マヨ焼きや北海道羅臼産のホッケ一夜干し、沖目鯛の醤油麹焼きなど、全国から取り寄せた新鮮な海の幸を囲炉裏でじっくりと焼き上げた浜焼きも楽しめます。お酒のつまみに最適な一品料理も豊富で、パリパリピーマン、セロリの浅漬け、山芋のバター醤油焼き、今帰仁エリンギのバター醤油焼き、やみつきごぼうの唐揚げ、北海道名物の鶏ザンギなども揃います。食事の締めには、目の前で炊き上げられる土鍋白米や、香ばしい醤油焼きうどん、牛すじ焼飯などがあり、デザートには柚子の果実感が爽やかな柚子ソルベなども用意されています。
ドリンクメニューも幅広く取り揃えられており、沖縄ならではのオリオンビールや泡盛はもちろんのこと、日本酒、焼酎、ワイン(スパークリングワイン、赤ワインなど)といった豊富なラインナップが料理の味わいを一層引き立てます。飲み放題のプランも用意されており、心ゆくまで料理と美酒を堪能できるのも魅力の一つです。
総席数32席のこぢんまりとした空間は、すべてが囲炉裏を囲むカウンター席とテーブルカウンター席で構成されており、職人との距離が近く、料理が仕上がっていく臨場感を存分に味わえます。2名様用のカウンター席が5卓、4名様用のテーブルカウンター席が5卓設けられており、目の前で繰り広げられる調理風景を眺めながら、職人との会話も楽しめる、特別な食体験が提供されます。
お客様への細やかな配慮も「いろりや炉場人」の魅力です。提供される料理は、お客様一人ひとりの食事のペースに合わせて職人が調整し、常に最高の状態で提供されます。また、炉端焼きの調味料について職人から直接おすすめを聞くことができ、それぞれの素材に合わせた最適な味わい方を楽しむことができます。特定の情報源を見た方への生牡蠣のサービスも行われており、訪れる人々を楽しませる工夫が凝らされています。店内のお手洗いも清潔に保たれており、快適な時間を過ごすための配慮が行き届いています。デートや接待、観光で沖縄を訪れた際の特別なディナーなど、様々なシーンで利用できる、上質な炉端焼き体験を求める方に最適な一軒と言えるでしょう。ディナーの予算は一人あたり5,000円程度から、コース利用時には6,000円から7,999円程度で、質の高い料理とサービスが提供されています。営業時間は17時から翌0時までで、日曜日が定休日ですが、月曜日が祝日の場合は日曜営業し、月曜が休みとなる場合があります。