JR指宿枕崎線の枕崎駅からわずか徒歩約20秒という非常に優れた立地にある「一福」は、1955年の創業以来、地元枕崎の人々はもちろん、多くの観光客に長年愛され続けている老舗の味処です。枕崎港から毎日届けられる新鮮な海の幸、特にこの地を代表する鰹料理を存分に堪能できることで知られています。
店内は広々としており、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめます。カウンター席やテーブル席、ゆったりとくつろげる座敷席、プライバシーが保たれる個室が完備されており、大小様々なシーンに対応可能です。さらに50名以上収容可能な宴会場も備えているため、家族での会食から団体での利用まで、幅広いニーズに応えることができます。総席数は約100席から180席を有するとも言われており、その規模の大きさがうかがえます。駐車場も10台分用意されており、車でのアクセスも便利です。
一福の料理は、新鮮な素材の持ち味を最大限に引き出すことにこだわっています。中でも必食は、船上で活き締めされた鮮度抜群の「ぶえん鰹」の刺身です。一般的な鰹とは一線を画す、弾力のあるもちもちとした新食感と生臭さのない爽やかな味わいが特徴で、枕崎ならではの逸品として提供されています。また、ご当地名物の「枕崎鰹船人めし」は、鰹の醤油漬けをご飯にのせた、漁師飯をルーツに持つ人気の丼ぶりです。さらに、近年注目を集めている「枕崎勝男武士カレー」も提供されており、鰹節工場の職人たちが食べるまかない飯をコンセプトに開発された、和風出汁が香るスパイシーなキーマカレーは、地域のグルメイベントでグランプリを獲得した実績を持つ逸品です。
鰹料理以外にも、幻の黒豚と称される枕崎産の「鹿籠豚」や、豊かな旨味が特徴の「枕崎牛」といった地元の特選食材を用いた料理も充実しています。鹿籠豚の角煮やロースカツ、枕崎牛の焼肉やステーキなど、この土地ならではの味わいを心ゆくまで堪能できます。ランチタイムには、日替わり定食や魚フライ定食、地元で愛される唐揚げ定食なども提供され、手頃な価格でボリューム満点の食事が楽しめます。お子様連れの方には、お子様ランチやキッズ食器も用意されており、家族みんなで安心して利用できます。
平均予算はランチが1,000円前後、ディナーが1,000円から3,000円程度で、幅広い価格帯のメニューが揃っています。支払いは各種クレジットカードや主要な電子マネー、スマートフォン決済にも対応しており、利便性が高いです。店内では無料Wi-Fiが利用可能で、一部英語メニューも用意されています。車椅子での入店も可能で、テーブル席が利用できます。電源コンセントも5口備わっており、ビジネスや観光の合間にも立ち寄りやすい環境です。
創業以来培われてきた確かな技術と、枕崎の豊かな海の幸・大地の恵みを活かした料理の数々が、訪れる人々を魅了し続けています。枕崎の食文化を体験する上で、外せない一軒と言えるでしょう。