鹿児島市の中心部、活気あふれる天文館に位置する「千扇(ちせん)」は、創業35年以上の歴史を持つ老舗の創作郷土料理店です。鹿児島市電天文館通駅から徒歩約3分、高見馬場電停から徒歩約5分、いづろ通駅から徒歩約7分と、交通アクセスに恵まれた立地にあります。米沢ビル1階に店舗を構え、上原薬局やサンデイズインの斜め向かいという分かりやすい場所にあります。夜の営業が中心で、17時から22時30分まで(ラストオーダー22時)営業しています。定休日は日曜日ですが、予約があれば営業することもあります。
「ここ一軒で鹿児島まるごと旅した気分」をコンセプトに掲げる千扇では、地元の豊かな海の幸、山の幸、野の幸をふんだんに使用し、伝統的な郷土料理に現代的なセンスを加えた創意工夫あふれる料理を提供しています。特に、鹿児島県産の新鮮なきびなごや地鶏、奄美大島産の「あまみ島黒豚」、そして黒毛和牛といった厳選された食材へのこだわりが強く、熟練の技でその魅力を最大限に引き出しています。屋久島から直送される飛び魚のすり身を使ったさつま揚げや、創業30年前からの人気メニューである黒豚ミンチのナス餃子など、ここでしか味わえない逸品が揃います。桜島カンパチを燻製にした「勘八燻(かんぱちくん)」は、鹿児島産の米、黒酢、黒砂糖を使用したオリジナルの押し寿司で、特におすすめの一品です。季節によっては、鹿児島近海で秋頃に獲れる脂の乗った「秋太郎(芭蕉カジキ)」の刺身や、夏限定で提供される「うまき」(うなぎ入りだし巻き玉子)なども楽しむことができます。
メニューは、季節ごとに内容が変わる会席コースが充実しており、一人からでも利用可能です。例えば、旬の食材を取り入れた「旬の満足会席コース」は、料理のみで4,900円から、飲み放題付きで5,500円から提供されています。飲み放題には、乾杯ビールに加えてハイボール、チューハイ、カクテル、ソフトドリンク、そして鹿児島ならではの芋焼酎や黒糖焼酎など約40種類以上が揃い、充実したラインナップです。黒毛和牛ステーキが付いたコースや、特定の期間限定で提供される特別メニューなどもあり、訪れるたびに新しい発見があるでしょう。アラカルトメニューも豊富で、なすと大葉の塩もみ、山芋短冊、ごぼうの唐揚げといったおつまみから、鶏飯風茶漬け、高菜とそぼろのチャーハンなどのご飯ものまで、幅広い品々が用意されています。口コミによると、夜の平均的な予算は6,000円程度とされています。
店内は落ち着いた和の雰囲気が漂い、ゆったりと食事を楽しむことができます。座席は全席掘りごたつ席が完備されており、足を伸ばしてくつろげるのが特徴です。プライベートな空間での食事や、接待、会社の宴会など様々なシーンに対応可能です。8名用の個室や、12名以上で利用できる半個室も用意されており、最大30名までの団体利用にも対応しています。カウンター席が6席、4名掛けのテーブル席も設けられており、お一人様から少人数での利用にも適しています。出張で一人で訪れる方もいるほど、居心地の良い空間が提供されています。
特別なサービスとしては、ネットでの予約に対応しており、スムーズな来店が可能です。クレジットカードやQRコード決済にも対応しており、会計も便利です。コース料理は要望に応じて量を調整してくれる配慮があり、特に女性客から好評を得ています。飲み放題の延長クーポンが提供されることもあるため、時間を気にせずゆっくりと過ごしたい方にもおすすめです。また、女将さんとの心温まる会話を楽しみに訪れる常連客も多く、細やかな気配りと人柄がお店の大きな魅力の一つとなっています。お土産には「おかず味噌三兄弟」や「きびなごの南蛮漬」といった、千扇の味をご自宅でも楽しめる商品も提供されており、旅の思い出や贈り物としても喜ばれています。