鹿児島市電「天文館通」電停から徒歩約3分の場所に位置する「〇虎一家(まるとらいっか)」は、古き良き昭和の時代を彷彿とさせるレトロな雰囲気が魅力の居酒屋です。天文館の繁華街にありながら、一歩足を踏み入れると懐かしさに包まれる空間が広がり、日常の疲れを癒す心地良いひとときを過ごせます。店名の「〇虎一家」は、同じ鹿児島にある「熊虎一家」からの暖簾分けで、店長の愛称「まる」に由来しているとされています。
店内は全80席と広々としており、カウンター席を除く全てが掘りごたつ席で構成されています。足元をゆったりと伸ばせる掘りごたつは、長時間の宴会でもリラックスして過ごせる工夫が凝らされています。特に、店舗中央に設けられた小上がりの掘りごたつ席は一体感があり、最大40名まで利用可能です。また、プライベート感を重視したい場合には、4名から最大30名まで対応可能な大小の掘りごたつ個室も完備されており、友人との語らいや接待、女子会、会社の部署単位での飲み会、忘年会、歓送迎会など、様々なシーンに合わせて利用できます。カウンター席は、お仕事帰りの一人飲みや気軽なディナーデートにも最適です。
「〇虎一家」の看板メニューは、名物「黒豚ひとくち餃子」です。黒豚を使用した特製餡を一つひとつ丁寧に手作業で包み、香ばしく焼き上げたこの餃子は、小さめながらも身がぎっしりと詰まっており、にんにくが効いた絶妙な味わいが特徴です。パリッとした皮からじゅわっと広がる肉汁が食欲をそそり、その美味しさからリピーターが続出しています。4パターンの味付けで楽しめるのも魅力の一つで、仕事帰りにハイボールと共に味わうのもおすすめです。
餃子以外にも、鹿児島の豊かな食材を活かした郷土料理や、昭和の時代を思い起こさせる懐かしいメニューが豊富に揃っています。例えば、良質な脂がのったカツオの「腹皮」と呼ばれる極上級の腹の身の部分を集めた一品は、ビールとの相性が抜群です。また、ぷりぷりのエビと辛味と甘みが絶妙に合わさった「〇虎特製 エビチリ」や、厚みがありながらも柔らかい食感が楽しめる「厚切りベーコンステーキ」など、幅広いジャンルの料理が楽しめます。ナポリタンや赤ウィンナーといった、どこかホッとする気取らない懐かしのメニューも人気を集めています。飲み放題付きのコース料理も用意されており、予算や好みに合わせて選べるのが嬉しい点です。通常平均予算は2,500円程度で、リーズナブルに料理と飲み物を楽しむことができます。
アクセスは、鹿児島市電「天文館通」電停から徒歩約3分、いづろ通電停からも徒歩約4分と、主要駅からのアクセスも良好です。山之口本通りと松山通りの交差点に位置し、堀江ビルの2階(ぢどっこ亭の上階)にあります。近くにはコインパーキングもあり、車での来店にも便利です。店内では焼酎の種類も豊富に取り揃えられており、鹿児島ならではの焼酎と共に地元の味を堪能できます。賑やかな雰囲気の中で、心ゆくまで食事と会話を楽しめる「〇虎一家」は、地元の方々はもちろん、観光で訪れる人々にも愛される憩いの場となっています。