宮崎県宮崎市中央通7番25号 第10吉野ビル201号に位置する「牛肉論」は、宮崎の食通たちを魅了する鉄板焼きレストランです。JR宮崎駅から徒歩およそ15分というアクセスしやすい立地にあり、一番街の西端から中央通りを南へ進んだ右手に佇む第10吉野ビルの2階に店を構えています。専用駐車場はありませんが、近隣にはコインパーキングが多数点在しており、車での来店も便利です。
「牛肉論」の大きな特徴は、ワインソムリエのオーナーが手掛ける「紫鈴」と、牛肉の匠として知られるオーナーによる「肉ぼうず」という、異なる分野のプロフェッショナルが融合して生まれた、宮崎初の鉄板焼き店舗同士のコラボレーションである点です。この異色のタッグにより、「満腹」よりも「満足」を追求するという独自のコンセプトを掲げ、ただお腹を満たすだけでなく、心から満たされる美食体験を提供しています。
店内は洗練された雰囲気で、重厚感と温かみが共存するコの字型のオープンカウンター席が18席設けられています。個室は用意されておらず、全席がカウンター席となっているため、目の前の鉄板で繰り広げられる調理の様子を五感で存分に楽しむことができます。ジュウジュウと肉が焼ける音、立ち上る香ばしい匂い、そしてシェフの巧みな手捌きと肉への熱い語りが一体となり、まるで劇場のような臨場感あふれるひとときを演出します。
提供されるのは、厳選された宮崎牛を中心とした鉄板焼きコースです。「霜降り肉こそ高級」という一般的なブランド牛の概念にとらわれず、脂が少なく様々な部位の美味しさを堪能できる「牛肉論スタイル宮崎牛鉄板焼コース」は、シェフがその日厳選した5〜6種類の部位を最適な調理法で提供する、まさに新しいスタイルの鉄板焼きを体験できます。コース料理は「【爽】宮崎牛鉄板焼コース」が8,800円、「【華】宮崎牛鉄板焼コース」が11,000円、「【牛肉論スタイル】宮崎牛鉄板焼コース」が13,200円(いずれも税込)など、多様な選択肢が用意されており、平均的なディナー予算は10,000円から15,000円程度とされています。
また、水曜日限定で、お得なランチコースも提供されており、通常3,850円のコースを3,200円で味わうことができます。コースはアミューズや前菜、スープといった一般的な構成ではなく、お肉の合間にワインにも合う小皿料理が次々と供される独特のスタイルで、飽きることなく宮崎牛の奥深さを堪能できます。季節の野菜は素材の持ち味を活かした繊細な火入れで提供され、宮崎牛の赤身は脂のくどさがなく、噛むほどに旨味が滲み出ると評判です。
「牛肉論」では、肉の匠が研究を重ねて導き出したという、宮崎牛100%の手ごねハンバーグも提供しています。粗挽きと細挽きの配合や赤身と脂のバランスを黄金比率で調整し、ソースなしでも牛肉そのものの美味しさを存分に味わえる逸品として人気です。ケイパー、ポルチーニ、トリュフ、フォアグラといった、香り豊かな素材を組み合わせたハンバーグも楽しむことができます。ドリンクメニューには、キリンビールが提供するクラフトビール「タップ・マルシェ」シリーズから常時4種類が揃い、ソムリエが料理との相性を考えて厳選したワインリストも充実しており、グラスワインは1,000円、ボトルワインは6,000円から用意されています。
特別な日のお祝いには、事前の予約でメッセージ入りの特製デザートプレートを用意してもらえるサービスがあります。また、5名以上のコース予約の場合には、一人あたり2,200円(税込)を追加することで2時間の飲み放題を付けることも可能です。さらに、営業時間外であっても、お客様の希望する時間に合わせた事前予約での営業にも柔軟に対応しており、利用者の細かなニーズに応えるホスピタリティが随所に感じられます。過去に利用したゲストをシェフが覚えており、コース内容を調整してくれるといった心温まるサービスも、この店の魅力の一つです。店内貸切は10名から18名まで可能で、プライベートな会食や接待にも利用できます。宮崎牛専門の鉄板焼きステーキ「牛肉論」は、牛肉への深い愛とこだわり、そしてお客様への感謝の気持ちが凝縮された、まさに「牛肉を語るための舞台」と言えるでしょう。