大分県大分市中央町に位置する「French Restaurant 実の丈(みのたけ)」は、洗練された空間でフレンチをベースにしながらもジャンルや国境にとらわれないボーダレスな料理を提供するレストランです。JR大分駅から徒歩5分ほどの場所にあり、アクセスしやすい立地も魅力です。かつて大分市小池原で「Bistro実の丈」として親しまれていましたが、2023年6月20日に中央町へ移転し、「French Restaurant 実の丈」としてリニューアルオープンしました。
店内は、薪が爆ぜる音や香りを感じられるカウンター席、若草公園とSLを借景にゆったりと過ごせるテーブル席、そして上質な時間を演出する個室、さらに120本のワインをストックするセラーを併設したラウンジスペースと、様々な表情を持つ空間が用意されており、訪れる人がそれぞれのシーンに合わせて思い思いの時間を過ごせるよう配慮されています。特にカウンター席では、薪を使って調理される様子を間近で見ることができ、ライブ感あふれる食事体験が可能です。
提供される料理は、東京のインターナショナルレストランで腕を磨き、東南アジアやオセアニアでも経験を積んだシェフ、野中丈平氏によるものです。フレンチの技法を基本としつつ、様々な環境で培われた感性で、旬の素材、特に鮮度や個体が決め手となる地元大分の野菜や魚介を厳選して使用しています。薪という新たな熱源を用いて表現される料理は、枠にとらわれない独創性と、素材本来の旨みを最大限に引き出す工夫が凝らされており、世界に一つだけの「実の丈」の世界観を堪能できます。
メニューは完全予約制のディナーコースが中心で、具体的なコース内容や価格は時期によって変動する可能性がありますが、訪れる度に新たな発見があるような構成が期待されます。以前の小池原での店舗では、ランチタイムにウェルカムドリンク、季節の野菜たっぷりパフェ、さつまいものポタージュ、バケット、パスタまたはカキスープグラタン、ガレットといったカフェスタイルのヘルシーなフレンチメニューが提供されていた時期もありました。特に18種類の野菜が彩り豊かに盛り付けられた「野菜パフェ」は、見た目も美しく、様々な味わいや食感が楽しめる一品として好評でした。メイン料理では、そば粉を使ったモチモチとした食感の「ガレット」や、東京の店で人気だった「スープグラタン」などが提供されていました。ランチの予算帯は1,000円から1,999円程度、ディナーは5,000円程度の目安があったようです。現在のFrench Restaurant 実の丈では、ディナーのおまかせコースが10,000円から11,999円程度の価格帯で提供されており、より上質な食体験を提供していることが伺えます。
店内は全席禁煙で、落ち着いた環境で食事を楽しむことができます。個室利用時にはチャージが発生する場合があります。駐車場も広く設けられており、車でのアクセスにも便利です。また、結婚相談所と提携し、お見合いパーティーや婚活パーティーのセッティングといった特別なサービスも行っていた時期があり、単なる飲食の場にとどまらないユニークな取り組みも過去には見られました。公式ウェブサイトやSNSでは、その時々の最新情報が発信されており、訪れる前に確認することをおすすめします。