別府駅からほど近い場所に位置する「焼とり凡 母家」は、1996年の創業以来、地元の人々に愛され続ける老舗の焼き鳥店です。JR日豊本線「別府駅」東口からは徒歩3分から5分ほどの距離にあり、駅前通りを海方面へ向かって直進し、伊予銀行のある信号を右折、最初の角を左折すると谷口歯科医院の向かい側に店舗があります。観光客にとっても、宿泊施設が多いエリアに位置し、例えばホテルアーサーからは徒歩1分というアクセスは非常に便利です。
この店の大きな特徴は、創業以来継ぎ足されてきた秘伝のタレと、職人技で丁寧に焼き上げられる焼き鳥です。長年の経験を持つ職人が一本一本心を込めて焼き上げる串は、凡独自にブレンドした塩を用いたものも人気を集めています。特に「イベリコ豚中落ちカルビ串」をはじめとする創作串は30種類以上、全体では40種類以上の串を提供しており、厳選された和牛や新鮮なホルモンの極上串焼きも楽しめます。焼き鳥以外にも、大分の郷土料理として知られる「りゅうきゅう」(漁師めしや熱めしとも呼ばれる)といった地元ならではの逸品も提供されています。また、新鮮な海の幸もメニューに並び、焼き鳥と共に海の恵みを堪能できるのも魅力の一つです。
乾杯のお供に最適な一品料理も豊富に揃っており、冷奴や枝豆といった定番から、たこわさび、自家製スモークチーズ、エイヒレの炙りなど、こだわりのおつまみが楽しめます。系列店である「焼き肉凡」の自家製キムチも2種類提供されており、若鶏の韓国海苔巻きやきゅうりの浅漬けも人気です。食事の締めには、おまかせ串焼きセットが用意されており、自家製辛味噌付きのキャベツも添えられます。
複数のコース料理も用意されており、「凡の宴コース(光)」や「凡の宴コース(寿)」、「凡の贅沢コース」など、いずれも12時間の飲み放題が付帯しているため、各種宴会やグループでの利用に最適です。予算はディナーで一人あたり3,300円から4,000円程度とされており、質の高い料理と充実したドリンクを楽しめます。
店内は、様々なシーンに対応できる多様な座席が魅力です。総席数は98席を誇り、ゆったりと過ごせる空間が広がっています。1階には、目の前で焼き鳥が焼き上げられる様子を眺められるカウンター席と、開放的なテーブル席が配置されています。テーブル席は、配置を移動させることで最大14名までの宴会にも対応可能です。2階には、プライベートな時間を過ごしたい際に便利な個室、テーブル席、そして足を伸ばしてくつろげる掘りごたつの和室が完備されています。掘りごたつ席は最大16名までの宴会に対応できるため、大規模な集まりにも対応可能です。
サービス面では、テイクアウトに対応しているほか、店内は分煙となっており、喫煙・非喫煙のどちらの利用者も快適に過ごせる配慮がなされています。また、店舗にはスロープが設置されており、バリアフリー対応も行われているため、車椅子利用者やベビーカー利用者も安心して来店できます。オンラインでの予約も可能で、事前に席を確保することができます。
「焼とり凡 母家」は、その長い歴史と受け継がれる秘伝の味、そして訪れる人々に合わせた多様な空間と細やかなサービスで、別府の夜を彩る人気の居酒屋として、地元住民だけでなく多くの観光客にも愛され続けています。