大分県大分市の都町に位置する「炭劇場 徳永座 by SANZO」は、JR大分駅北口から徒歩約8分から10分程度でアクセスできる場所にあります。都町入口からすぐの親和ビル2階に店を構え、繁華街の賑わいの中にありながら、一歩足を踏み入れると炉端焼きの醍醐味を存分に味わえる特別な空間が広がっています。
この店は、炉端焼きの名店として知られる「炭焼地鶏 山蔵」の店主である熊本義宗氏が手がけるお店であり、その名の通り「劇場」と称されるほどの臨場感あふれる炭火焼き体験が大きな特徴です。店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは迫力満点の特大囲炉裏。勢いよく立ち上るダイナミックな炎を目の前に、新鮮な魚介類や旬の野菜を豪快に焼き上げる光景は、まさにエンターテイメントそのものです。昭和40年代から続く伝統的なスタイルで提供される炉端焼きは、食材の旨味が最大限に引き出されます。魚の旨味が凝縮される「原始焼き」や、強い火力で余分な脂を落とし、パリッと香ばしく焼き上げる「藁焼き」など、熟練した料理人の技を間近で楽しむことができます。料理が焼き上がる音や香り、そして視覚的な要素が一体となり、五感で味わう食体験を提供しています。
メニューは、厳選された旬の素材を活かした炉端焼きが中心です。特に人気を集めるのは「大とろいわし焼き」で、脂の乗ったいわしを炭火で丁寧に焼き上げた逸品は、多くの客から絶賛されています。また、自家製の特製だれと卵に絡めて味わう「鶏野菜炉端焼き」も店の看板メニューの一つとして知られています。季節ごとに変わる旬の野菜とこだわりの鶏肉の組み合わせは、何度訪れても新しい発見があります。その他にも、藁焼きで香ばしく仕上げる「カツオのタタキ」や、肉厚な椎茸、自家製ちくわ、焼カマンベールなど、炭火焼きの魅力を存分に引き出した品々が並びます。大分ならではの味覚としては、新鮮な「関あじ」や「関さば」を含む刺身の盛り合わせ、そして大分名物「とり天」なども提供されており、地元の味を堪能したい観光客にもおすすめです。
食事の平均予算は、ディナーで4,000円から4,999円程度が目安となっています。様々なシーンで利用できるコース料理も充実しており、炉端焼きを存分に楽しめる「炉端焼きコース」をはじめ、人気メニューと旬の刺身が揃う「満足度120%コース」、大分名物を網羅した「豊後満喫コース」、さらには炊きたてのうにいくら飯やうなぎの蒲焼きが含まれる贅沢な「豪華!海鮮刺盛コース」など、目的に合わせて選べる多様なプランが用意されています。
ドリンクメニューも豊富に揃っており、炉端焼きとの相性を考えて厳選された日本酒や焼酎の品揃えは特筆すべき点です。全国各地から集められた銘柄や、料理の味を引き立てる自然派ワイン、定番のビールやカクテルなども用意されており、好みに合わせて選ぶことができます。
座席は、料理人の手捌きを間近で見られるカウンター席が中心で、全28席がこの「酒場のステージ」を取り囲むように配置されています。目の前で繰り広げられる調理風景は、視覚と香りで食欲を刺激し、会話も弾む特別な空間です。個室の用意はありませんが、その分、活気ある炉端焼きの雰囲気と料理人との一体感を味わえるのが魅力です。
支払い方法については、各種クレジットカード(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)やPayPayなどのQRコード決済にも対応しており、利便性が高い点も特徴です。また、来店した客からは、提供される「みたらしもちが食べ放題」というサービスが好評で、食後のデザートとして楽しめる嬉しい心遣いが伺えます。都町の中心にありながら、質の高い炭火焼き料理と心温まるおもてなしで、訪れる人々に忘れられない食体験を提供している一軒です。