熊本県山鹿市の田園風景の中にひっそりと佇む「ビストロネージュ」は、日常の喧騒を忘れさせる隠れ家のようなフレンチレストランです。熊本県山鹿市杉320-1という住所に位置し、その隠れ家的な立地もまた、訪れる人々にとって特別な体験を演出しています。山鹿バスセンターからは車で約3分、新幹線新玉名駅からは車で約25分、また南関インターからは車で約20分、菊水インターからは車で約10分と、車でのアクセスが便利です。最寄りのバス停である石村からは徒歩約15分ほどの距離にあり、自然豊かな環境の中に溶け込むように佇む一軒家レストランとして、地元住民はもちろん、遠方からの訪問者にも愛されています。
「ビストロネージュ」のコンセプトは、「よそにはない料理と空間を」提供することにあります。店内に一歩足を踏み入れると、オーナーシェフが自ら手掛けたという庭が窓から広がり、小さな水車が回るのどかな風景が心を和ませます。この庭には四季折々の花々(梅、桜、ツツジ、モッコウバラ、ミモザ、モクレン、ペトレアなど)が丁寧に育てられており、料理とともに目でも季節の移ろいを楽しむことができます。店内は落ち着いた雰囲気が特徴で、席間もゆったりと設けられており、カウンター席やテーブル席のほか、お子様連れにも配慮した畳の個室も完備しています。オーダーメイドのテーブルや椅子、料理に合わせた器やカトラリー、グラスに至るまで、細部にわたるこだわりが、非日常の贅沢な時間を演出します。
提供される料理は、フレンチをベースとしながらもイタリアンのパスタも楽しめるという、枠にとらわれない創作性が魅力です。シェフは、平岡調理・製菓専門学校を卒業後、ウェスティンホテル大阪やパティスリーでの勤務を経て、東京のフレンチ、イタリアンレストランで研鑽を積んだ経験を持ちます。九州産の新鮮な食材や地元の野菜を積極的に取り入れ、特に「藻塩」をはじめとする様々な塩を使い分け、素材本来の味を最大限に引き出すことを重視しています。塩味、酸味、甘味、旨味、苦味の五味のバランスを追求し、香りや食感で五感を刺激する一皿を提供しています。
ランチタイムは11時30分から15時00分(料理ラストオーダー13時30分)まで、ディナータイムは18時00分から22時00分(料理ラストオーダー20時30分)まで営業しており、水曜日が定休日です(祝日の場合は営業)。ランチの予算は2,000円前後、ディナーは3,000円から7,000円程度の幅広い価格帯でコース料理が用意されています。ランチには、自家製のパン、季節のパスタ、デザート、ドリンクがセットになったコースが人気で、前菜3点盛りとパスタが楽しめる1,680円のコースなど、気軽に本格フレンチを味わえる選択肢も充実しています。ディナーでは、選べるメインディッシュを含むコースや、前菜からデザートまで多彩な料理を味わえるシェフおまかせのフルコース(6,300円~)など、特別な日を彩る豪華な内容が揃っています。自家製のライ麦パンや胡麻と海苔のパンが添えられるのも特徴です。
ドリンクメニューも豊富で、ボトルワインは常に30種類以上が3,000円台から提供されており、ワインやビールに加え、地元山鹿の日本酒や果実酒、30種類以上のカクテル、そしてノンアルコールドリンクも幅広く取り揃えられています。特に、毎年庭で収穫される梅で仕込まれる3年以上熟成させた自家製の梅酒は、訪れた多くの人々を魅了しています。食後のデザートは20種類近く用意されており、かぼちゃのタルト、バスクチーズケーキ、シュークリーム、なめらかプリン、各種ムースなど、焼き菓子からグラスデザートまで多種多様なスイーツを楽しむことができます。
また、特別なサービスとして、お子様連れには畳の個室が優先的に案内されるなど、家族での利用にも配慮が行き届いています。誕生日や記念日などのお祝いやサプライズにも対応しており、人生の節目となる大切な会食の場としても選ばれています。店内での食事だけでなく、11種類の焼き菓子やギフトボックスのテイクアウトも可能で、自宅で「ビストロネージュ」の味を楽しむことができます。オープンキッチンから聞こえる調理音もまた、食欲を刺激し、五感をフルに使って料理を堪能できる空間となっています。