熊本市中央区下通に位置する「梅と雲雀」は、熊本市電通町筋駅から徒歩約4分、村上ビルの地下1階にひっそりと佇む、まさに隠れ家のような小料理屋です。通町筋駅からアーケードを通り、相撲町通りへと進むと、どこか懐かしさを感じさせるお店の入り口が見えてきます。店内へと足を踏み入れると、昭和レトロな温かみのある木造建築に、令和のモダンなデザインが巧みに融合された、趣のある空間が広がります。
店名の「梅と雲雀」は、店主の出身地である熊本の県鳥「ヒバリ」と、女将の出身地である福岡の県花「梅」に由来しており、この店名には熊本と福岡の食文化を融合させ、新たな魅力を発信したいという深い思いが込められています。このコンセプトは、料理の端々にも表現されており、地元の熊本の食材を大切にしながら、福岡の郷土料理を現代的な感性で再構築し、訪れる人々に「新しい熊本の味」や「九州の食文化体験」を提供しています。女将と大将が温かく迎えるアットホームな雰囲気も、多くの来店客に安らぎを与えています。
「梅と雲雀」のメニューは、旬の食材をふんだんに使用した手作りのおばんざいが自慢で、日替わりで5種類から10種類ほど用意されており、単品はもちろん、3種盛りや5種盛りでも楽しむことができます。中でも注目すべきは新名物の「博多巻き蒸籠蒸し」で、「梅と雲雀巻き」や「めんたい玉子バラ」、「ニラ玉巻き」など、バラエティ豊かな蒸籠蒸しが楽しめます。また、熊本の代表的な味覚である馬肉料理も充実しており、「うまい馬刺し」では、赤身、霜降り、馬レバー刺し、ふたえご刺し、たてがみ刺し、ハツ刺しといった様々な部位を提供しています。その他、「月見玉子と桜肉の生春巻き」や「馬すじ煮込み」など、馬肉を使った創作料理も楽しめます。
さらに、当店オリジナルの逸品として、かつお節が香る「名物 和製麻婆豆富」や、自家製ラー油がアクセントの「自家製ラー油ポテサラ」などが人気です。熊本の郷土料理である「からし蓮根」や「ぐるぐる」も揃い、地元の方はもちろん、観光で訪れた方にも九州ならではの味わいを提供します。ドリンクは、店主が厳選した熊本・福岡の地酒を中心に、九州全域から集められた30種類以上の銘酒が常備されています。希少な銘柄もグラス単位で提供されるため、日本酒初心者から愛好家まで、好みに合わせて様々な地酒を気軽に飲み比べることができます。
座席は、お一人様でも気軽に利用しやすいカウンター席が6席設けられています。また、少人数での集まりに適した座敷小上がり席は、4名席が2つあり、連結することで最大10名まで着席可能です。店舗全体の総席数は15席で、アットホームな空間ながら、8名からの少人数貸切にも対応しており、周囲を気にせずゆっくりと食事やお酒を楽しむことができます。個室の用意はありませんが、貸切を利用すれば、宴会や団体での利用にも柔軟に対応可能です。
営業時間は月曜日から土曜日のディナータイムで、18時から23時55分まで(ラストオーダー23時)となっています。週末の土曜日と日曜日には、12時から17時まで(ラストオーダー16時30分)のランチ営業も行っており、昼間からこだわりの料理を味わうことができます。定休日は日曜日で、年末年始には休業日があります。平均予算はディナーで3,000円から5,000円程度、ランチでは500円から2,000円程度と、利用シーンに合わせて幅広い価格帯で楽しめます。
お客様への細やかな配慮も「梅と雲雀」の魅力の一つです。20歳未満の方の入店は制限されており、落ち着いた大人の空間でゆっくりと過ごしたい方におすすめです。支払いは主要なクレジットカード(Visa、JCB、Mastercard、American Express、Diners Club)に対応しており、交通系ICカードやPayPay、d払い、メルペイ、LINE Pay、au PAYなどの電子マネーやQRコード決済も利用可能です。また、アレルギーを持つお客様の相談にも応じており、安心して食事を楽しめます。飲み放題付きのコースも充実しており、熊本の郷土料理を満喫できるコースや、60種類以上のドリンクが飲み放題になるコースなど、様々なプランが用意されています。特筆すべきは、13時と15時からの2部制で利用できる昼宴会・昼忘年会コースで、全てのコースが500円オフとなり、2名から貸切も可能という特別なサービスを提供しています。熊本の地で、心温まる料理と厳選された地酒、そして心地よい空間を求めるなら、「梅と雲雀」は訪れる価値のある一軒となるでしょう。