熊本市中央区南坪井町にひっそりと佇む「コメバル 米bar」は、上乃裏通りに位置する隠れ家のような居酒屋です。熊本電気鉄道藤崎線藤崎宮前駅からは直線距離で約94メートルと非常に近く、ファミリーマートから藤崎宮前駅方面へ徒歩約2分で到着します。香川商事駐車場向かいという分かりやすい場所にありながら、その佇まいはまさに隠れ家と呼ぶにふさわしい趣を持っています。
店内は落ち着いた照明が心地よい空間を演出し、木の温もりを感じさせるカウンター席は、デートや友人との語らいの場として人気を集めています。一人での来店も歓迎されており、カウンター越しにゆっくりと食事を楽しむことができます。また、個室席も用意されており、プライベートな時間を過ごしたい客層にも好評です。総席数は39席で、はなれには10席のカウンター席も設けられています。店主が一人で腕を振るうため、提供される料理には細やかな心遣いとこだわりが感じられます。
「コメバル 米bar」の魅力は、見た目にも美しい洋食を中心とした多彩なメニューにあります。アヒージョや牛ロースの赤ワインソース、若鶏のマッシュポテトグリルといった洋食メニューのほか、厚切りベーコンや豚バラと旬野菜の蒸し料理など、和の要素も取り入れた創作料理が豊富に揃っています。かつては帆立のムースにキャビアを添えたお通しや、醤油ベースのドレッシングが特徴のトマトとチーズのサラダ、そしてアボカドサラダなどが提供され、客を飽きさせない工夫が凝らされていました。豚肉の黒胡椒焼きは柚子の風味が絶妙で、ヒレカツはカリッとした衣と甘みのある肉質が特徴の一品です。カニ味噌や、オリーブオイルで揚げたししゃも、ムール貝の白ワイン蒸し、海老とキノコを目の前で調理するオリーブオイル煮など、海鮮料理も充実しています。デザートには生チョコやカッサータも用意されており、食後の楽しみも充実しています。客単価は4,000円から5,000円程度とされており、豊富な料理の数々を手頃な価格で味わえるため、幅広い年代の客層から支持されています。
ドリンクメニューも充実しており、アサヒ生ビール「マルエフ」やアサヒスーパードライ、キリン一番搾り、ハートランドといった定番のビールのほか、ハイボール各種、オリジナル梅酒などが提供されています。特に注目すべきは「米bar」の店名にふさわしい米焼酎のラインナップです。熊本県球磨郡で造られた「川辺」や「白岳しろ」、「流石」、「銀風」、「球磨拳」など、銘柄ごとに異なる風味や特徴を持つ米焼酎が取り揃えられています。例えば、「川辺」は相良村産の「ヒノヒカリ」と川辺川の伏流水を使用し、自然の奥深い味わいが特徴です。「球磨拳」は杜氏歴約40年の前田杜氏が吟醸酒用の黄麹菌と酵母で低温発酵させ、米麹を通常の約2倍使用した無濾過の逸品です。これらの米焼酎は各450円(税込)で楽しむことができます。日本酒も「れいざん純米酒」など様々な銘柄がグラス450円、一合1100円(税込)で提供されています。
特別なサービスとして、2時間飲み放題付きの「コメバルコース」は、和洋折衷の料理6品が付いて4,400円(税込)で利用可能です。また、2階席は15名以上で貸し切りが可能であり、宴会などにも対応しています。全席で喫煙が可能ですが、20歳未満の客の入店は同伴者を含め不可とされています。金曜日や土曜日は特に人気が高く、予約がなければ入店が難しい場合もあるため、事前の予約が推奨されています。ネット予約も可能であり、手軽に席を確保することができます。