熊本県熊本市中央区新屋敷に佇む「antica locanda MIYAMOTO(アンティカ・ロカンダ・ミヤモト)」は、熊本の豊かな自然とイタリアの食文化が融合した独創的なイタリアンを提供するレストランです。熊本市電の九品寺交差点駅から徒歩約5分から9分と、アクセスしやすい場所に位置しています。また、お店の前には4台分の駐車場も完備されており、車での来店も便利です。
「antica locanda MIYAMOTO」は、かつて辛島町で営業していた「リストランテ・ミヤモト」が移転リニューアルして誕生しました。店名にある「antica locanda」はイタリア語で「古い旅籠」を意味し、阿蘇から流れる白川や清正公が造った運河「大井手川」など、自然豊かな新屋敷の地に囲まれ、訪れる人々にとって心安らぐ「旅籠」となるようにという願いが込められています。店内はチロルの山小屋をイメージした落ち着いた空間で、すべての席から緑豊かな庭園を眺めることができ、自然をふんだんに感じながら食事を楽しめます。上品で花々が飾られた美しい空間は、記念日や大切な人との特別な日の利用にも最適です。
こちらのレストランでは、熊本県産の旬の食材を惜しみなく使用したイタリアンが提供されます。特に熊本の「あか牛」へのこだわりが強く、薪でじっくりと焼き上げられた厚切りのステーキは、赤身肉でありながら柔らかくジューシーな味わいが特徴です。肉本来の美味しさをシンプルに表現することに重点が置かれており、添え物の野菜やソースだけでなく、肉そのものの魅力を存分に堪能できます。自家製のシャルキュトリーや、熊本の農産物を取り入れた季節感あふれるパスタ、デザートなど、シェフ宮本氏ならではの独創性あふれる料理がコース仕立てで提供されます。また、店内で手作りのジャムやドレッシング、焼き菓子、イタリア産調味料なども販売されており、自宅でもレストランの味を楽しむことができます。
メニューは主にコース料理で構成されており、ランチとディナーの両方で楽しめます。ランチは木曜日から日曜日のみの営業で、価格帯は5,800円(税込)からとなっています。ディナーは火曜日から日曜日まで営業しており、通常平均予算は8,800円(サービス料5%別途)とされており、コースによっては9,680円(税込)の「熊本在住のお客様限定のコース」や、13,000円(税込)の「お誕生日や記念日のためのコース」、14,300円(税込)の「熊本の四季をお皿の上で旅していただけるコース”Seasons”」などがあります。価格は変更される場合があるため、最新の情報は店舗に直接確認するのが良いでしょう。
総席数は20席で、テーブル席と個室が用意されています。個室は4名から6名様まで利用可能で、扉と壁があるためプライベートな空間で食事を楽しむことができます。接待や会食、家族での集まりなど、様々なシーンで利用できるでしょう。お子様連れでの来店は日曜日のみ可能となっており、バリアフリー対応としてスロープも設置されています。また、Wi-Fiも完備されています。ドレスコードは特に定められていませんが、タンクトップや短パン、サンダル履きなどの軽装は避けることが推奨されています。写真撮影は可能ですが、長時間の撮影は遠慮するようお願いされています。
シェフの宮本健真氏は、トスカーナでイタリアンを学び、熊本の食材の良さを伝えることに尽力しています。阿蘇地域の世界農業遺産認定にも貢献するなど、九州の料理界を牽引する存在です。お客様の日常に心安らぐ時間を提供したいというシェフの想いが、料理の一皿一皿、そして空間全体に息づいています。