熊本市中央区新市街に位置する「和酒バー 凛音(りおん)」は、ロゼ花畑館の5階に佇む、都会の喧騒から一歩離れた大人の隠れ家として知られています。熊本市電花畑町駅からは徒歩およそ4分、辛島町駅からも徒歩3分から4分程度と、アクセスに便利な立地です。下通りアーケードから西銀座通りへ曲がり、ドン・キホーテ近くのビルにあるこの店舗は、1階に別の飲食店が入っており、その上階にひっそりと暖簾を掲げています。
店内へ足を踏み入れると、京の情緒を感じさせるような和のしつらえが随所に施された、落ち着きのある洗練された空間が広がります。石畳の通路がお客様を奥へと誘い、和の雰囲気を明るく演出する照明が心地よい時間を提供します。メインとなるのは、存在感のある長いカウンター席で、ここでは着物のような制服を身につけた女性スタッフがお客様を迎え、きめ細やかなサービスを提供しています。カウンターの他にテーブル席も用意されており、お一人様からグループ利用まで、様々なシーンに対応できるよう配慮されたレイアウトが特徴です。さらに奥にはプライベートな時間を過ごせる個室も複数完備されており、6名様まで対応可能な個室が2部屋、最大12名様まで利用できる空間も備えているため、大切な方とのデートや、特別な記念日のお祝い、接待や顔合わせといったビジネスシーンにも最適な上質空間として利用されています。奥の座敷には庭を眺められる小部屋もあるとされており、静かにゆっくりと過ごしたい時にぴったりの環境です。
「和酒バー 凛音」の大きな魅力は、日本全国から厳選された和酒の豊富なラインナップにあります。焼酎や日本酒はもちろんのこと、人気の高い「竹鶴」や「山崎」、「響」といった国産ウイスキーからワインに至るまで、取り扱うお酒はすべて日本製にこだわっています。特に日本酒は、熊本の地酒から全国の有名銘柄まで幅広く取り揃えられており、飲み比べセットも提供されているため、お気に入りの一杯を見つける楽しみも広がります。希少な「森伊蔵」や「村尾」といったプレミアム焼酎もリーズナブルな価格で楽しめるなど、愛好家にはたまらない品揃えです。
お酒とともに楽しめる料理も充実しており、本格的な郷土料理や寿司、創作和食を提供しています。中でも評判が高いのは、あか牛からとった甘みのある出汁がじっくりと染み込んだ「おでん」です。牛すじ、玉子、大根、厚揚げなどの定番具材に加え、里芋も人気で、冬場だけでなく通年提供されるほどのリピーターを呼ぶ人気メニューとなっています。熊本名物である新鮮な馬刺しも自慢の一品で、霜降り特上馬刺しをはじめ、馬レバー刺し、心臓刺し、ふたえご刺しといった希少部位の盛り合わせも提供されており、修行を積んだ職人による丁寧な下処理と温度管理で、最も美味しい状態で味わえます。他にも桜納豆や桜ユッケ、馬握りなども人気です。
その日の仕入れによって内容が変わる「本日のおすすめ」では、天草をはじめ各地から取り寄せた旬の魚介や、熊本のブランド牛「あか牛」の鞍下肉、味に定評のある「火の本豚」などの厳選食材を惜しみなく使用した料理が並びます。これらの食材は、炙りや煮付け、天ぷらといった伝統的な和食の調理法はもちろん、フレンチやイタリアンの要素を取り入れた独創的な創作料理としても提供され、和酒との絶妙なマリアージュを堪能できます。自家製の竹豆腐や、オニオンパルミジャーノサラダ、揚げ茄子の柚子胡椒風味といった一品料理も豊富で、幅広いニーズに応えるメニュー構成となっています。
平均予算は、通常利用で2,000円から5,000円程度とされており、提供されるお酒や料理の質を考慮すると、コストパフォーマンスの良さも魅力の一つです。接待や特別な会食には、予算に応じた会席コースも用意されており、贅沢な食材をふんだんに使ったコース料理で、より一層上質な時間を過ごすことができます。
営業時間は、月曜日から木曜日および祝日が18時から翌0時まで、金曜日と土曜日、祝前日は18時から翌1時までとなっており、日曜日が定休日です。ただし、祝日の場合は営業し翌日を振替休日とする場合があります。また、QRコード決済(PayPay)にも対応しており、利便性も兼ね備えています。衛生面においても、スタッフの検温やマスク着用、手洗いの徹底、店内の換気や消毒など、細やかな配慮がなされており、安心して利用できる環境が整えられています。西銀座通りの隠れた名店として、和酒の奥深さと和食の繊細さを心ゆくまで味わえる「和酒バー 凛音」は、熊本で上質な夜を過ごしたい方々におすすめの場所です。