熊本市中央区中央街に位置する「熊本食堂 スタンドおやま」は、GRホテル水道町の1階に暖簾を掲げる、どこか懐かしくも新しい雰囲気の居酒屋です。下通りや新市街からもアクセスしやすく、熊本市電の水道町駅からは徒歩約3分、通町筋駅からは徒歩約5分と、中心市街地からの利便性が魅力です。仕事帰りの一杯から、気の置けない仲間との集まり、さらには昼飲みまで、幅広いシーンで利用できる使い勝手の良いお店として、多くの人々に親しまれています。
「飲みにいける定食屋」をコンセプトに掲げるスタンドおやまは、現代的なおしゃれな酒場の要素と、古き良き昭和の大衆居酒屋の雰囲気が融合した、独自の空間を演出しています。店内は、入り口付近と厨房の奥にそれぞれカウンター席が設けられており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気が漂います。カウンターは常に活気に満ち、活発な会話が弾む様子が見受けられます。奥にはテーブル席も広がり、広々とした空間でゆったりと食事や会話を楽しむことも可能です。店内全体に漂うレトロな雰囲気の中にも清潔感が保たれており、誰もが心地よく過ごせる環境が整えられています。また、全席喫煙可能であるため、喫煙者の方も気兼ねなく利用できます。
スタンドおやまの最大の魅力の一つは、コストパフォーマンスの高さと豊富なメニューです。特に、その名物として広く知られているのが「せんべろ」システムです。このシステムは、1000円(税込)で好みのドリンク3杯と小鉢1品が楽しめるというもので、ビール(黒ラベル)、ハイボール、チューハイ、焼酎など、多岐にわたるドリンクから選択できます。平日の金曜日を除く日には、このせんべろを2回まで注文できるため、合計6杯のドリンクをリーズナブルに堪能できるお得なサービスも提供されています。このせんべろを目当てに訪れる人も多く、気軽に「べろべろ」になるまで飲める点が、熊本の飲兵衛たちに支持される理由となっています。
料理メニューも充実しており、つまみから〆の食事まで、多種多様な品々が並びます。お店の看板メニューとして外せないのが「名物シウマイ」です。注文を受けてから一つ一つ丁寧に蒸し上げられるシウマイは、アツアツで肉汁たっぷりのジューシーな味わいが特徴で、多くのリピーターを惹きつけています。シウマイの3種盛り合わせは561円(税込)で提供されており、様々な味を楽しめます。また、オーナーの実家が魚屋を営んでいることもあり、新鮮な魚介を使ったメニューも充実しています。特に、厚切りで提供される「マグロぶつ」は、その新鮮さと美味しさに定評があり、日本酒や焼酎との相性も抜群です。さらに、馬肉文化が根付く熊本ならではの「馬刺し」も、ヒモ刺しやフタエゴ刺しといった希少部位を含め、比較的リーズナブルな価格で提供されています。
その他のメニューには、たっぷりのタルタルソースがかかった「大きなアジフライ」(528円)、おでん5点盛り(748円)、赤海老のユッケ(638円)など、酒肴にぴったりな一品料理が揃います。さらに、〆には塩おにぎり(198円)、ソースやきそば(605円)、ミニ海鮮丼(770円)といったご飯ものも用意されており、最後まで満足できるラインナップです。昼夜問わず定食メニューも提供されており、日替わりランチとして、水曜日のちらし寿司や木曜日の牛カツ定食、金曜日のハンバーグとナポリタン、土曜日のアジフライとエビフライ定食、日曜日のシウマイ定食などが780円(税込)で楽しめます。いずれの料理もコストパフォーマンスが高く、心ゆくまで食事を満喫できます。
支払い方法については、クレジットカードが3000円以上の利用で、PayPayなどのQRコード決済も利用可能です。貸切利用にも対応しており、各種宴会やパーティーのニーズにも応えられます。リーズナブルな価格設定でありながら、料理の質にも妥協しない「熊本食堂 スタンドおやま」は、地元の人々はもちろん、観光客にとっても熊本の夜を存分に楽しめる、魅力的な大衆酒場としてその存在感を放っています。