長崎新地中華街の一角、新地町12-7の2階に位置する「老李 長崎中華街 総本店」は、本格的な台湾料理を堪能できる名店として知られています。長崎電気軌道の築町電停から徒歩およそ5分、新地中華街駅から徒歩約3分、観光通駅からも徒歩約4分、また新地ターミナルバス停からは徒歩わずか2分と、主要な交通機関からのアクセスに優れており、観光客のみならず地元の人々にも利用しやすい立地です。
店内は、光が差し込む開放感のある空間が広がり、重厚感あふれるインテリアと温かみのある照明が配されています。異国情緒漂う落ち着いた雰囲気の中で、日常を離れ、中華料理の奥深い世界に誘われるような特別な食体験が提供されます。約40年の歴史を持つ「老李」は、長崎の地で長年愛され続けてきた台湾料理の老舗です。
「老李 長崎中華街 総本店」の大きな特徴の一つは、その多彩なメニュー構成です。特に人気の「元祖長崎肉汁水餃子」は、一晩寝かせたもちもちとした皮の中からジューシーな肉汁が溢れ出す逸品で、雲仙芳寿豚を使用するなど素材にもこだわりが見られます。また、オーナーシェフ李氏の秘伝の味が詰まった「海老水餃子」をはじめ、「パクチー水餃子」や「しそ水餃子」、「とうもろこし水餃子」など、個性豊かな水餃子が多数用意されており、それぞれの風味を楽しむことができます。餃子にはにんにくやニラを使用せず、生姜を効かせた独特の味わいも特徴です。
麺料理では、からすみちゃんぽん発祥の店としても知られており、老舗松庫商店の「生からすみ」を使用した「元祖生からすみちゃんぽん」は、その濃厚な旨味と独特の風味が絶妙なバランスで調和した看板メニューです。他にも、定番の「ちゃんぽん」や、特製の麻辣醤をふんだんに使用した「麻辣ちゃんぽん」、そしてパリパリの麺が特徴の「皿うどん」など、長崎ならではの麺料理も充実しています。
一品料理も豊富で、台湾の定番おつまみである「干豆腐パクチー和え」や「麻辣木くらげ」といったすぐに楽しめる小菜から、「海老のマヨネーズ和え」や「台湾香腸(ソーセージ)」など、本場の味を堪能できるメニューが並びます。長崎名物の角煮万十や、食パンで豚ミンチを挟んで揚げた老李風のハトシといった、長崎と台湾の食文化が融合した独自の料理も提供されており、訪れるたびに新たな発見があります。
食事の予算としては、ランチタイムは比較的リーズナブルな価格帯で、例えば「老李セット」はラーメン(小)、炒飯(小)、水餃子(5個)、デザートが含まれており、多様な料理を手軽に楽しめます。ディナーでは、本格的なコース料理が用意されており、長崎名物と台湾料理を融合させた「長崎卓袱コース」や、特製の麻辣火鍋または鶏白湯鍋を選べるコース、さらに春のおすすめとして薬膳麻辣火鍋コースなどがあり、宴会や特別な日の食事にも適しています。飲み放題プランも提供されており、紹興酒やハイボールなども楽しめます。
座席については、光が差し込む開放的な空間が広がり、落ち着いた雰囲気の中で食事ができる点が好評です。重厚感のあるインテリアと温かみのある照明が、非日常の異国情緒を演出しています。複数のフロアがあるため、様々なシーンでの利用が可能です。
お子様連れのお客様には、炒飯(小)またはラーメン(小)に水餃子、エビオムレツ、ゴマボール、杏仁豆腐が付く「お子様セット」が用意されており、家族での食事にも配慮がなされています。