福岡市中央区春吉、活気あふれる柳橋連合市場の一角に位置するタカラビル3階に「和酒処 博多 酒虹」は佇みます。西鉄バス「柳橋」バス停からは徒歩約1分、西鉄「渡辺通駅」からも徒歩約5分と、主要駅からのアクセスも良好な場所にありながら、ビルの奥まった立地が隠れ家のような雰囲気を醸し出しています。店内は、大人のための落ち着いた空間が広がり、厳選された日本酒とそれに合う料理を心ゆくまで堪能できると評判の和酒処です。
「和酒処 博多 酒虹」の大きな特徴は、博多エリアでは珍しいセルフスタイルの日本酒飲み放題を提供している点にあります。店内には、日本全国から厳選して取り寄せられた銘柄や、ここでしか味わえないような別注品を含む多彩な日本酒や焼酎が常時30種類以上並べられています。お客様は冷蔵庫からお好みのボトルを自由に選び、グラスに注ぐことができるため、まるで自分だけのプライベートバーのように銘酒を探索する楽しみが味わえます。冷酒はもちろん、日本酒本来の香りと味わいを引き立てる常温やぬる燗で楽しむことも可能です。銘柄は時期によって入れ替わるため、訪れるたびに新しい発見があり、一期一会の日本酒との出会いを求める愛好家にとってはたまらない魅力となっています。
料理は、店舗が柳橋連合市場のすぐ近くという立地を最大限に活かし、市場から直送される新鮮な魚介をふんだんに使った逸品が豊富に揃います。中でも、お店の看板メニューである「お刺身の盛合わせ」は、その日仕入れたばかりの旬の海の幸を贅沢に盛り合わせた一皿として人気を集めています。コース予約以外で利用する際には、この「お刺身の盛合わせ」を人数分注文することが必須となっており、新鮮な魚介に対するお店の強いこだわりが感じられます。その他にも、日本酒との相性を追求したこだわりの肴が多数用意されており、例えば、かつて好評を博したミックスフライ定食では、カキフライや名古屋コーチンのささみメンチカツ、高知県産のサヨリフライなど、ひと手間加えた揚げ物が提供されました。また、豆腐を一丁まるごと使用した肉豆腐や牛タンメンチカツといった、どこか懐かしく心温まる味わいの一品料理も提供され、充実したラインナップでお客様を飽きさせません。
総席数20席という決して広くはない店内は、主にカウンター席が配されており、一人でじっくりと日本酒と向き合いたい時や、親しい友人との会話をゆっくりと楽しみたい時に最適な空間を提供します。個室の用意はありませんが、店舗の貸切利用は相談が可能です。平均予算は一人あたり4,000円から6,000円程度とされており、質の高い日本酒とこだわりの料理を気軽に楽しめるコストパフォーマンスの良さも、多くのリピーターを惹きつける理由の一つとなっています。
「和酒処 博多 酒虹」は、日本酒専門の酒販店「酒峰酒店」の店主が運営する日本酒専門店「和酒処 酒峰」の姉妹店にあたります。「酒峰」が最上級の日本酒体験を提供する旗艦店であるのに対し、「酒虹」はよりカジュアルな雰囲気の中で日本酒の奥深さに触れてもらいたいという想いが込められています。日本酒に初めて触れる方から、様々な銘柄を気軽に試したい愛好家まで、幅広い層に日本酒の魅力を伝える役割を担っており、まさに日本酒を愛するすべての人にとって、「大人のドリンクバー」のような存在として、博多の夜を特別なものにしてくれる一軒と言えるでしょう。