福岡県太宰府市宰府に佇む「Curry&Cafe 茶話(さわ)」は、西鉄太宰府線太宰府駅から徒歩約6分という、太宰府天満宮からもほど近い便利な立地に位置する古民家カフェです。築100年を超える歴史ある日本家屋を改装した店舗は、外観だけ見ると普通の民家と見間違うほど、周囲の街並みに溶け込んでいます。一歩足を踏み入れると、靴を脱いで上がる畳敷きの空間が広がり、まるで実家に帰ってきたかのような温かく、そして時が止まったような落ち着いた雰囲気に包まれます。和の趣を残しながらも、随所に配された赤色のモチーフが独自のモダンな雰囲気を演出しています。
「Curry&Cafe 茶話」の大きな魅力は、こだわりのスパイスカレーと、その空間が織りなす「時が止まったような空間」というコンセプトにあります。長年スパイスカレー作りを追求してきた店主が手がけるカレーは、訪れる人々を魅了しています。メインとなるカレーは、「太宰府カレー」と「ドライキーマ」の2種類です。
「太宰府カレー」は、じっくりと煮込まれたチキンとトマトのコクが感じられるまろやかなスパイスカレーで、隠し味に梅の酸味が効いています。太宰府の象徴である梅に見立てた枝豆がトッピングされており、見た目にも楽しい一皿です。一方、「ドライキーマ」は、スパイスの香りが引き立つ、挽肉を水分が飛ぶまで煮詰めたスパイシーながらも後味の良いカレーです。口に入れた瞬間の甘みや旨みの後に、心地よいスパイスの辛さが追いかけてくる、深みのある味わいが特徴です。
どちらのカレーも味わいたい方には、両方を一度に楽しめる「欲張りダブル」がおすすめです。「欲張りダブル」は1,100円、単品の「太宰府カレー」や「ドライキーマ」はそれぞれ990円で提供されています。カレーにはセットでスープが付くことが多く、訪れる時期によってはコンソメスープが提供されることもあります。さらに、食事をより豊かにするセットメニューも充実しており、サラダセットはプラス110円、ドリンクセットはプラス220円、サラダとドリンクの両方が付くセットはプラス330円で利用できます。特に、自家製の梅ジャムを使った「梅サイダー」は、独特の甘酸っぱさがカレーと相性が良く、おすすめのドリンクとして親しまれています。
店内の座席は、座卓のほか、畳の上にテーブルが配置された席もあり、ゆったりとくつろげます。また、様々なジャンルの音楽が楽しめるカウンター席も用意されており、お一人様でも気軽に利用しやすい雰囲気です。総座席数は20席で、個室も完備されているため、プライベートな時間を過ごしたい方にも適しています。
「Curry&Cafe 茶話」では、訪れるお客様への細やかな配慮も感じられます。奥様による丁寧な接客は、料理の説明はもちろん、お客様との心地よい距離感を保ちながら、温かいおもてなしを提供しています。支払いは現金、またはPayPayが利用可能です。駐車場は完備されていないため、公共交通機関の利用が推奨されます。
太宰府天満宮を訪れた際のランチや休憩に、築100年の古民家でこだわりのスパイスカレーと心安らぐひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。都会の喧騒を忘れさせてくれる、唯一無二の体験がここにはあります。営業時間は通常11時から17時までで、金曜日が定休日となっていますが、売り切れ次第終了することもあるため、事前の確認がおすすめです。