福岡市南区清水に位置する「麺屋割ぽう ツクリ茸」は、和食やイタリアン、フランス料理などの経験を持つ店主が手掛ける、昼は麺料理、夜は割烹料理を提供する隠れ家のような飲食店です。春には桜が美しく咲く川沿いに位置し、築100年の古民家を改装した店内は、美しい景観が望める居心地の良い空間が広がっています。店内はモダンな雰囲気で、総席数は20席とされています。カウンター席も用意されており、お一人様でも気軽に利用しやすいでしょう。全席禁煙で、PayPayなどのQRコード決済、VISAやマスター、アメックス、JCBなどのクレジットカードも利用可能です。ネット予約にも対応しています。
アクセスは、JR鹿児島本線 竹下駅から徒歩約14~16分(約1.1km~1.2km)とされ、西鉄天神大牟田線 高宮駅からは徒歩約15~19分(約1.2km~1.4km)、西鉄平尾駅からは徒歩約24分(約1.8km)の距離にあります。住宅街の一角、細い路地に入った場所にあり、初めて訪れる際には迷うこともあるかもしれません。店舗には専用の駐車場はありませんが、近隣には複数のコインパーキングが利用可能です。
「ツクリ茸」とはマッシュルームの和名であり、店名にもなっているこの食材が持つグルタミン酸やグアニル酸といった旨味成分に着目し、添加物や化学調味料に頼らず、食材本来の美味しさを最大限に引き出すことをコンセプトにしています。熊本県産の「あか牛」や「天草大王」など、厳選された素材を使用し、旬の野菜をふんだんに取り入れた料理を提供しています。
ランチタイム(11:30~15:00、L.O. 14:30)には麺料理が中心で、「天草大王とツクリ茸の塩ラーメン」(1,200円)が看板メニューの一つです。この塩ラーメンは、天草大王の鶏ガラを8時間かけて丁寧に取った澄んだスープが特徴で、濃厚でありながら上品な味わいと評されています。麺は「製麺屋 慶史」の玉子ちぢれ麺が使われており、トッピングは別皿で提供され、食べるタイミングで味の変化を楽しめる工夫が凝らされています。トッピングには天草大王のもも肉とむね肉のチャーシュー2種、レモン、ローズマリー、そしてスープに旨味を溶け込ませる真菰茶(まこもちゃ)の茶葉、水菜のお浸し、山芋などが含まれます。また、「天草大王 ニラ醤油そば 焦がし鶏油」(1,200円)も提供されています。サイドメニューとしては、「天草大王 かしわ飯」(480円)や、1日限定5食の「天草大王 親子丼」(1,380円)、手羽先一夜干し唐揚げ(380円)、デザートには「まこも茶ミルクプリン」(320円)や「ピスタチオキャラメリゼアイス」(580円)などがあります。ランチは概ね1,500円程度の予算で楽しめます。
ディナータイム(18:00~23:00、L.O. 22:30)は、割烹料理として季節のおまかせコースが提供され、「季節のツクリ茸おまかせコース」は6,600円、8,800円、11,000円のコースがあります。ディナーの予算は6,000円から8,000円程度とされています。コースでは、天然にこだわった魚介や熊本県産のあか牛、天草大王といった厳選素材を用いた9~11品ほどの料理が提供されます。シメには、無化調でありながらしっかりとした味のツクリ茸(マッシュルーム)のラーメンが供されることもあります。
特別なサービスとして、古民家を改装した店内は、6名から15名までの貸切が可能であり、各種宴会にも適しています。四季折々の景観が楽しめる窓際の席は人気があります。