福岡県福岡市早良区城西三丁目21-27に位置する「親子カフェ bao・bab」は、子育て中の家族が安心してゆったりと過ごせる場所として運営されています。地下鉄空港線西新駅からベビーカー利用で約4分、徒歩数分の距離にあり、西新ガイドパークビルの1階奥に店舗を構えています。近隣には提携している大型立体駐車場も用意されており、2,000円以上の飲食でサービス券が提供されるなど、車でのアクセスにも配慮が行き届いています。
このカフェは、「たまにはゆっくり座って、人が作ってくれた温かいごはんを子どもと一緒に安心して食べたい」という子育て中の母親たちの声から生まれました。店内は、子どもたちが思い切り遊べる広々としたキッズスペースが設けられており、飲食エリアからも見守りやすい配置となっています。また、おむつ交換台やベビーベッドも完備されており、まだ小さな赤ちゃん連れの家族でも安心して利用できる設備が充実しています。衛生面にも配慮し、店内全体に除菌コートが施されているのも特徴です。
店舗全体が靴を脱いで上がるスタイルとなっており、カーペット敷きの空間で、子どもたちはもちろん、大人もリラックスして過ごせます。また、子どもが食事をこぼしたり、泣いてしまったりしても周囲を気にせずに過ごせるよう、子連れの客層が中心であるため、互いに理解し合える温かい雰囲気が醸成されています。店舗には保育士や子育て支援員、さらには子育てや孫育ての経験を持つスタッフが在籍しており、きめ細やかなサポートを提供しています。
提供されるメニューは、厳選された素材とこだわりの出汁を使用し、保存料や着色料を一切使用しない手作りの食事が中心です。栄養バランスの取れた食事が提供されており、大人向けのランチには「お昼のおばんざいランチ」、「洋ランチ」、「手作りスープセット」、「大豆ミートハヤシセット」、「大豆ミートカレーセット」などがあり、いずれも税込み1,815円で楽しめます。特に「お昼のおばんざいランチ」は、季節の野菜を豊富に使った和食中心の一汁三菜で、こだわりの出汁が香る優しい味わいです。また、フレンチ出身のシェフが監修した、見た目にも可愛らしいランチやスイーツも人気を集めています。
子ども向けのメニューも充実しており、月齢やアレルギーの有無に合わせて離乳食の提供も可能です。子ども用の食事は、大人の食事に近い形のおばんざいランチが用意され、年齢に応じたカットや量の調整がされるなど、細やかな配慮がなされています。アレルギーを持つ子どもがいる場合も、事前の相談で可能な限り対応してもらえるため、安心して食事を楽しめます。
店内には20席が設けられており、4名掛けのローテーブル席が中心ですが、個室も1部屋用意されています。個室の利用は電話での事前予約が推奨されています。また、ソファ席も備えられており、ゆったりと過ごしたい家族にも適しています。店内は全席禁煙で、クリーンな環境が保たれています。
「親子カフェ bao・bab」では、カフェとしての機能だけでなく、子育て世帯への多角的な支援にも力を入れています。毎週火曜日には「bao・bab子ども食堂」が開催されており、地域の子どもたちが安心して過ごせる「何番目かの居場所」として機能しています。ここでは、学校帰りに宿題をしたり、温かい夕食を友達と一緒に楽しんだりすることができます。子どもは100円、大人は300円からのお気持ちで利用可能で、利用時には靴下着用と箸・水筒の持参が求められます。この子ども食堂は、2024年3月にプレオープンし、4月から本格的に活動を開始しています。
さらに、食育活動やフードロス削減、地産地消への取り組みも行われています。店内で提供される料理は、地域の農家と連携して新鮮な旬の野菜を取り入れ、子どもたちが採れたての野菜に触れる機会も創出されています。また、店内には、子どもが卒業したベビー用品や子ども服を循環利用できる「クルクルリサイクル」コーナーが設けられ、SDGsの目標達成にも貢献しています。定期的に季節のイベントやヨガ教室、親子向けの講座なども開催され、地域コミュニティの活性化にも寄与しています。支払い方法は完全キャッシュレス決済となっており、各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済が利用可能です。子育て中の家族が心身ともにリフレッシュできる、細やかなサービスと温かい心遣いに満ちたカフェです。