福岡市中央区長浜に位置する「福魚食堂」は、博多の台所として知られる長浜鮮魚市場に隣接する市場会館の1階で、新鮮な海の幸を存分に堪能できる人気の食堂です。福岡市営地下鉄空港線の赤坂駅から徒歩約8分、または西鉄バス長浜二丁目バス停から徒歩1分の場所にあり、福岡市中心部の天神からも約1kmとアクセスしやすい立地です。市場会館の駐車場も利用でき、最初の30分は無料で、その後30分ごとに100円で駐車可能です。
この食堂は、元々魚の仲買人を務めていた大将と、料理歴40年以上の経験を持つ女将が二人三脚で営んでおり、大将の息子さんから仕入れるという独自のルートにより、鮮度抜群で大ぶりの魚介を提供しているのが最大の特徴です。豪快でありながらもどこか家庭的な味わいの「昔ながらの漁師メシ」をコンセプトに、リーズナブルな価格で提供することにこだわっています。
メニューの中心は、その日の朝に仕入れた旬の魚を使った定食で、日替わりで5種類以上の豊富な魚料理が用意されています。特に煮魚は評判が高く、特製の甘辛いタレでじっくりと煮込まれた魚は、ご飯との相性が抜群です。例えば、鯛の頭を丸ごと煮付けた「鯛三昧」や、大きなカレイの唐揚げなど、ダイナミックな一皿が楽しめます。定食には、ご飯、味噌汁、小鉢、漬物がセットになっており、ご飯はおかわり自由という嬉しいサービスもあります。また、味噌汁はプラス100円で貝汁に変更が可能です。
海鮮丼も福魚食堂の看板メニューの一つで、ウニ、イクラ、マグロ、タイ、ブリ、サーモン、イカ、カニなど、9種類以上のネタが贅沢に盛り付けられた「特上海鮮丼」は1500円で提供されています。鮮度抜群の刺身はプリッとした歯応えと甘みが特徴で、みりんや酒、練りゴマで作られた甘口の特製ゴマダレをかけて味わうことができます。ネギトロ丼は900円で、こちらもボリューム満点です。その他、「カキフライ定食」は700円、「さわら西京焼定食」は700円、「イサキの煮付け定食」は900円など、様々な定食メニューが揃い、ランチの予算は概ね1,000円から2,000円程度で楽しめます。朝早くから営業しており、朝食メニューとして「塩さば定食」や「サケ塩焼定食」など、全6種類の定食が600円で提供されているため、早朝から新鮮な魚料理を求める人々にも人気です。
店内は、カウンター席とテーブル席が配されたアットホームな雰囲気の食堂で、総席数は26席または27席とされています。カウンター席は5席から6席程度あり、一人でも気軽に利用しやすい空間です。個室の用意はなく、貸切も不可です。全席禁煙で、お子様連れでも利用しやすい環境が整っています。女性スタッフの気さくな接客も、居心地の良さに繋がっていると評判です。混雑を避けるなら、朝食時間帯や10時半頃までが狙い目とされています。