福岡市中央区春吉の路地裏にひっそりと佇む「ごま鯖や げん志」は、福岡の郷土料理である「ごま鯖」を心ゆくまで堪能できる居酒屋です。天神南駅から徒歩約5分(約380m)、福岡市営地下鉄空港線の中洲川端駅からは徒歩約7分(約530m)、また福岡市営地下鉄七隈線の櫛田神社前駅からも徒歩約7分(約550m)と、複数の駅からアクセスしやすい立地にあり、福岡を訪れる観光客や出張で訪れた方々にも利用しやすい隠れ家のような存在です。
店内は肩肘張らずに寛げる落ち着いた古民家風の雰囲気が特徴で、雑居ビルの1階奥に位置しながらも、その隠れ家的な佇まいが訪れる人々を魅了しています。地元福岡の食通はもちろん、県外からも新鮮な鯖料理を求めて多くの客が訪れる人気店であり、特に夕方以降は開店と同時に席が埋まることもあるため、事前の予約が推奨されています。接待などビジネスシーンでの利用も多く見受けられ、その質の高さがうかがえます。
「ごま鯖や げん志」の最大の魅力は、朝締めされた厳選された新鮮な鯖を使用した多様な料理の数々です。福岡のソウルフードとして知られる「ごま鯖」は、新鮮な真鯖の刺身を特製のタレに漬け込み、たっぷりのすりごまをまぶして提供され、その独特の旨みと食感が多くの人を惹きつけます。その他にも、生鯖、炙り鯖、ぬか漬け炙りといった様々な調理法で鯖の美味しさを楽しめる「鯖の盛り合わせ」は、その日の仕入れによって内容が変わる場合もあります。珍しい一品としては、「鯖の燻製とチーズの盛り合わせ」があり、特にノルウェー産の茶色いチーズ「スキクイーン」との組み合わせは、塩キャラメルのような味わいと鯖の燻製の風味が絶妙に調和し、驚きと感動を与えます。さらに、「鯖の白子の天ぷら」や、事前予約が必要な「鯖しゃぶしゃぶ」など、他ではなかなか味わえない鯖料理が揃っています。定番の「ごま鯖茶漬け」や「鯖チャーハン」、「鯖のみそ煮」といったメニューも人気です。また、鯨肉のお通しが提供されることもあり、福岡らしい食文化の一端を感じさせます。鯖料理との相性を追求した日本酒は常時10種類以上が用意されており、好みに合わせて選ぶ楽しみがあります。
料金については、ディナー予算が一人あたり4,000円から8,000円程度と設定されています。具体的なメニュー価格としては、「ごま鯖やのごま鯖」が1,200円、「鯖ハム」が650円、「鯖、明太ポテトサラダ」が600円、「鯖のみそ煮」が680円、「ごま鯖茶漬け」が770円、「鯖チャーハン」が750円、「穴子の天プラ」が1,200円、「地鶏もも塩焼き」が950円などが提供されています。一部のメニューには価格表示がない場合もありますが、安心して楽しめる料金設定です。
店内の座席数は合計22席で、ゆったりとしたカウンター席とテーブル席が設けられています。残念ながら完全な個室は用意されていませんが、利用状況によっては半個室として利用できるスペースもあるため、少人数での食事やプライベートな時間を過ごしたい場合にも対応可能です。全席で喫煙が可能となっており、愛煙家の方には嬉しいポイントです。また、英語での対応が可能なスタッフもいるため、海外からの旅行者も安心して利用できるでしょう。
「ごま鯖や げん志」は、福岡の新鮮な鯖を主役に、様々な趣向を凝らした料理と厳選された日本酒を提供する、博多の夜を彩るにふさわしい一軒です。