福岡県福岡市博多区南本町二丁目四番二〇号に位置していた「からあげ桜雑餉隈店」は、西鉄雑餉隈駅から約176メートル、徒歩わずか2分という利便性の高い場所に店舗を構えていました。2021年5月8日にオープンしたこの店舗は、こだわりのからあげを提供するテイクアウト専門店として営業し、地域住民の食卓を彩る存在として親しまれていました。しかし、現在は残念ながら閉店しており、その味を楽しむことはできません。
このからあげ専門店は、新鮮な鶏肉を使用したからあげを主力商品としていました。提供されていたからあげは、「唐揚げコクうま(ムネ身肉)」と「唐揚げ桜(モモ身肉)」の2種類が特に人気で、いずれも手頃な価格で提供されていました。店舗では揚げ置きのからあげも用意されており、急な購入でも揚げたての美味しさをすぐに持ち帰ることができました。
単品のからあげだけでなく、様々なニーズに応えるべく、弁当メニューも充実していました。ご飯とからあげがセットになった「ウマからあげ弁当」は、ミックス4個入りとプレーン4個入りがあり、それぞれの弁当には通常200グラムのご飯が添えられていました。また、バリエーション豊かなチキン南蛮弁当も特徴的で、定番のチキン南蛮弁当に加え、甘酸っぱいタレが絡む「油淋鶏チキン南蛮弁当」、コクのある「黒酢あんチキン南蛮弁当」、食欲をそそる香りの「カレー風味チキン南蛮弁当」、優しい甘さが特徴の「ロイヤルハニーチキン南蛮弁当」、ピリッとした刺激と甘さのバランスが絶妙な「ハニーマスタードチキン南蛮弁当」、そして辛党にはたまらない「激辛チキン南蛮弁当」など、個性豊かな味わいが揃っていました。これらのチキン南蛮は、丼形式で手軽に楽しめる「チキン南蛮丼ぶり」としても提供され、からあげと共に多くの選択肢を提供していました。
からあげ以外にも、フライドポテト、タコの唐揚げ、鳥皮餃子、北海道産じゃがいもコロッケといった揚げ物メニューがサイドディッシュとして提供されており、からあげと一緒に楽しむことができました。また、食事に合わせたドリンクも取り扱っていました。
「からあげ桜雑餉隈店」は、テイクアウトに特化した営業形態であったため、店内に個室やソファ席などの飲食スペースは設けられていませんでした。来店客は、カウンターで注文・受け取りを行い、自宅や職場などでゆっくりとからあげを味わうスタイルでした。また、利便性を高めるため、Uber Eatsなどのデリバリーサービスにも対応しており、自宅からでも気軽にプロの味を堪能できる環境が整えられていました。駐車場の設備はなかったようです。
およそ1年半から2年弱の期間、この地で営業していた「からあげ桜雑餉隈店」は、その短い期間ながらも、美味しいからあげを通じて地域に親しまれました。しかし、現在は営業を終えているため、当時の味を体験することはできません。