福岡市博多区上川端町の活気あるエリアに位置する「博多かわさと」は、質の高い日本酒と、それに寄り添う丁寧な和食が楽しめる隠れ家のような日本酒バーです。地下鉄七隈線の櫛田神社前駅から徒歩およそ3分、地下鉄空港線の中洲川端駅からは徒歩約5分、同じく空港線の祇園駅からも徒歩約6分と、各駅からアクセスしやすい立地でありながら、賑やかな川端通商店街の路地を入った先にひっそりと佇むため、落ち着いた時間を過ごしたい方に最適です。
店内は、心ゆくまで日本酒と料理を味わえる落ち着いた空間が広がっており、特等席であるカウンター席では、店主との会話を楽しみながら、選りすぐりの日本酒について深く知る機会を得られます。個室は設けられていないため、一人でじっくりと酒と肴に向き合ったり、親しい人との語らいの場としてカウンター席を中心に利用するのが「博多かわさと」の楽しみ方と言えるでしょう。
「博多かわさと」の大きな特徴は、日本酒への深いこだわりと、その日本酒の個性を引き立てる和食の提供にあります。一般的な居酒屋とは異なり、こちらは「日本酒バー」としての専門性が高く、酒と料理が一体となった体験を重視しています。提供される料理は、きんかんの煮つけや糸島産の食材を使った揚げ物、鶏ささみの味噌マヨネーズ和えなど、季節感を大切にした旬の素材が使われ、どれも日本酒との相性を考えて丁寧に作られています。さらに、牛ほほ肉の煮込みやかまぼこを揚げたかま天といった、日本酒が進む逸品も提供されることがあります。これらの料理は、ただの「つまみ」ではなく、一杯の日本酒をより豊かに味わうための「肴」として、その役割を果たします。
料金体系については、明確なアラカルトメニューの価格表示が少ない一方で、チャージ料に数品のおまかせ料理が含まれるといった、独自のシステムが取り入れられている場合があります。これは、訪れるお客様に、その日おすすめの日本酒と、それに合わせた最適な料理の組み合わせを体験してもらいたいという店の想いの表れとも言えるでしょう。過去には、数種類の日本酒を飲み比べできるテイスティングセットが提供され、日本酒初心者から愛好家まで、幅広い層がそれぞれの好みに合った一杯を見つける手助けとなっています。ディナー予算は一人あたり3,000円から4,000円程度とされており、提供される料理と日本酒の質を考慮すると、コストパフォーマンスの良さを感じる方も多いようです。
営業時間は月曜日から金曜日は18時30分から、土曜日は18時から開いており、日曜日と祝日は定休日です。2017年11月15日にオープンして以来、日本酒好きの地元の人々はもちろん、観光客にも静かに愛され続けている一軒です。博多の夜に、心安らぐ空間で上質な日本酒とこだわりの和食を堪能したい時に、「博多かわさと」は記憶に残る時間を提供してくれるでしょう。