福岡市中央区舞鶴、地下鉄空港線の赤坂駅から徒歩約2分から5分という利便性の高い場所に位置する「うどん開口」。代々受け継がれる優しい味わいをコンセプトに、本格的なうどんを提供するお店として知られている。ランチタイムは美味しいうどんを求める人々で賑わい、夜は一品料理と共に楽しめるうどん居酒屋として、異なる表情を見せるのが特徴だ。
提供されるうどんは、博多うどんの柔らかさとは一線を画し、程よいコシを感じられる丸麺が特徴的。讃岐うどんともまた違う、独自の食感はやんわりとしたコシがあり、多くの利用者を魅了している。出汁はやや塩味を感じるキリッとした味わいで、この出汁と麺の組み合わせが絶妙なバランスを生み出している。メニューはシンプルながらも奥深く、かけうどんをベースに、好みのトッピングを追加していくスタイル。特に、サクサクの食感が楽しめるごぼう天や、しっかりと味の染みた肉うどんが人気を集めている。トッピングは200円前後と手頃な価格設定も嬉しいポイントだ。
夜の居酒屋営業では、うどんに加えて、手作りのおでんや一品料理が楽しめる。アボカドといった変わり種も入ったおでんや、ナスとピーマンの挽き肉炒め、アジのフライ、手作り春巻きなど、心のこもった家庭料理が手頃な価格で提供され、お酒と共にゆっくりとした時間を過ごすことができる。ブログなどの口コミによれば、これらの料理はすべて手作りにこだわっており、その温かい味わいが常連客を惹きつけている。
店内は、カウンター席がメインで総席数は8席とこぢんまりとした空間。一人でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気が漂う。カウンター席には仕切りが設けられるなど、安心して食事を楽しめる配慮もなされている。個室やソファ席はないが、その分、店主との距離が近く、アットホームな雰囲気の中で食事を堪能できる。
「うどん開口」は、昼はこだわりのうどんを、夜は温かい手料理とお酒を楽しめる、地域に根ざした名店である。その日のうどんがなくなり次第終了となるため、早めの訪問が推奨される。支払い方法は現金のみとなっている。