福岡県北九州市八幡西区木屋瀬に店を構える「パンの小屋vraie(ヴレ)」は、地域で親しまれているベーカリーです。店名はフランス語で「本物の」「真の」を意味し、その名の通り、素材と製法にこだわったパン作りをコンセプトとしています。国産小麦粉や国産バターを使用し、具材もその多くが手作りのため、安心して食べられるパンを提供することに力を注いでいます。
アクセスは、筑豊電気鉄道の木屋瀬駅から徒歩約3〜4分と、電車でも訪れやすい場所にあります。店舗には専用駐車場も3台分用意されているため、車での来店も便利です。水色を基調とした可愛らしい外観が目印で、店内は温かみのある雰囲気で、焼き立てのパンの香りが広がっています。
店内に並ぶパンは種類が豊富で、いつ訪れても新しい発見があるようにと、日々新商品の開発にも取り組んでいます。中でも絶大な人気を誇るのが「コロネ」です。注文を受けてからクリームを詰めるスタイルで提供されるため、サクサクとした生地の食感と、ひんやりとした冷たいクリームのコントラストが楽しめます。定番のバニラのほか、抹茶、チョコ、コーヒーといったフレーバーがあり、石臼挽きの小麦粉を使用することで、粉本来の味と香りを引き出しているのが特徴です。
惣菜パンも充実しており、特に人気なのが低温長時間熟成発酵させたバゲットに自家製の明太子マヨネーズをたっぷりと使用した「明太フランス」です。パンの表面だけでなく、中までしっかりと明太バターが染み込んでおり、風味豊かな味わいが楽しめます。お願いすれば食べやすいサイズにカットしてもらえるサービスも嬉しいポイントです。また、ジューシーなハンバーグを挟んだ「ヴレバーガー」や、わさびマヨネーズがアクセントの「パストラミビーフのバゲットサンド」も食べ応えがあり、ランチにもぴったりです。
ほかにも、よもぎの香りが豊かなもちもち食感の生地にあんこが入った「よもっち」や、サクサクのパイ生地に栗の渋皮煮とアーモンドクリームが入った「マロンパイ」、季節によってはフルーツを使ったデニッシュなども店頭に並びます。
営業時間は午前9時から午後6時30分までですが、パンがなくなり次第終了となります。定休日は月曜日と火曜日です。予約や取り置きも可能で、支払いにはクレジットカードやQRコード決済も利用できます。イートインスペースはなく、テイクアウト専門の店舗です。一つひとつ丁寧に作られたこだわりのパンを求めて、多くの人が足を運ぶ人気店です。