福岡市城南区長尾、大池通り沿いに佇む「とんかつ翁」は、地元で長年愛され続ける老舗のとんかつ専門店です。西鉄バス「長尾公園」停留所からすぐの場所に位置しており、公共交通機関でのアクセスも便利です。また、店舗前には3台分の無料駐車場も完備されており、車での来店も可能で、近隣の方々だけでなく遠方から訪れるお客様にも配慮されています。地下鉄七隈線七隈駅からは徒歩で約25分程度と距離がありますが、バスの利用がスムーズです。
一軒家を改装したような温かみのある外観が特徴で、店内は木の温もりを感じさせる造りとなっており、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。カウンター席とテーブル席が設けられており、一人でも気軽に立ち寄れるほか、友人や家族との食事にも適した空間が広がっています。プライベートな時間を過ごせる個室は設けられていませんが、気兼ねなく美味しいとんかつを堪能できる居心地の良さが魅力です。
「とんかつ翁」の最大のこだわりは、厳選された上質な豚肉を使用したとんかつです。特に、糸島産の豚肉や南九州(鹿児島・宮崎)産のロース肉を厚切りにして提供しており、その肉厚ながらも驚くほど柔らかくジューシーな食感が多くの来店客を魅了しています。衣はサクサクと軽やかな食感に揚げられており、肉本来の旨みと脂の甘みが口の中に広がる逸品です。一般的なとんかつソースだけでなく、ごま塩やミネラル塩、のり塩、さらには醤油やドレッシングなど、多彩な薬味が用意されており、様々な味わいの変化を楽しむことができるのも特徴の一つです。塩で肉の旨みをストレートに味わう食べ方が推奨されており、質の良い豚肉だからこそできる提供スタイルとして知られています。
メニューの中心となるのは、とんかつ定食です。ランチタイムには、リーズナブルな価格で提供される「ロースカツランチ」や「ヒレカツランチ」があり、いずれも1,000円台でボリューム満点の内容となっています。特に人気を集めているのは、一日限定数で提供される「上ロースカツ定食」や、ロースカツに海老フライが二本添えられた「翁ロースかつ定食」です。これらの定食は、肉の質とボリュームの両方で高い満足感を提供し、多くのお客様から絶賛されています。他にも、「かつカレー」など、とんかつ以外のメニューも用意されており、幅広いニーズに対応しています。ランチ・ディナーともに、およそ1,000円台から2,000円台の予算で、こだわりのとんかつを味わうことができます。ご飯やキャベツのおかわりが可能な場合もあり、心ゆくまで満腹になれるサービスも、食欲旺盛な方には嬉しいポイントです。
食事の最後には、一部の定食にデザートが提供されることもあり、食後のひとときを甘く締めくくることができます。提供されるデザートは、ゼリーなど懐かしい味わいのものもあり、細やかな心遣いが感じられます。店主は活気があり、お客様との会話を大切にする姿勢も垣間見え、アットホームな雰囲気が漂っています。一人でじっくりととんかつを味わいたい時、あるいは大切な友人や家族と美味しい食事を楽しみたい時など、様々なシーンで利用できる、福岡市城南区の隠れた名店として、とんかつ愛好家たちから厚い支持を受けています。