福岡県うきは市浮羽町古川に位置する「鳥扇」は、1966年(昭和41年)創業の、半世紀以上にわたる歴史を持つ老舗の鶏料理専門店です。筑後川温泉街の近くにあり、地元の人々はもちろん、遠方からも多くの鶏肉愛好家が訪れる名店として知られています。その評判は「本物の鶏好きならば知っている」と評されるほどで、週末や祝日には予約で席が埋まることも多いため、事前の予約が推奨されています。
JR久大本線筑後大石駅からは徒歩約18分から33分程度と案内されており、車でのアクセスも便利です。店舗敷地内に4台分の駐車場があり、さらに近隣にも約10台分の駐車スペースが確保されているため、車での来店も安心です。
「鳥扇」の最大の魅力は、その料理に用いられる鶏肉の品質にあります。使用するのは、厳選された新鮮な九州産の若鶏で、毎朝絞められたばかりの超新鮮な鶏肉のみを提供しています。鶏肉本来の旨みを最大限に引き出すため、ニンニクなどの臭み消しを一切使用しないのが「鳥扇」のこだわりです。かつて店のそばで養鶏場を営んでいたという店主の確かな目利きと、丸ごと仕入れた鶏肉を手作業で丁寧にさばく熟練の技が、その深い味わいを支えています。
メニューは、鶏料理の専門性あふれる品々が並びます。特に人気を集めるのは、外はカリッと香ばしく、中はジューシーに揚がった「伝統からあげ」です。また、「もも焼き」は、塩味とバター味から選べ、鶏肉の旨みをシンプルに堪能できる一品として親しまれています。「古鶏タタキ」や「若鶏タタキ」は、それぞれの鶏が持つ異なる歯ごたえと風味を存分に楽しめる刺身で、新鮮さの証とも言える逸品です。「腹皮炒め」も、甘めのタレが食欲をそそる人気メニューです。
そして、「鳥扇」を語る上で欠かせないのが「親子丼」です。炭火で香ばしく焼き上げられた鶏肉と、とろとろの卵が絶妙に絡み合った親子丼は、多くの来店客が「これを食べずには帰れない」と口にするほどの代表的なメニューです。小サイズの親子丼も用意されており、様々な鶏料理を味わいたい方にも配慮されています。その他にも「すなぎも焼き」や「はら皮焼き」、「あまがら煮」といった部位ごとの料理や、「鶏皮と玉ネギの酢もの」「やわらかとり刺し」など、新鮮な鶏肉を活かした多彩な料理が揃っています。
予算の目安としては、ランチタイムは1,000円から1,999円程度、ディナータイムは3,000円から3,999円程度で、こだわりの鶏料理を堪能できます。具体的なメニュー価格では、平日ランチ限定の「丼唐定食」が980円(税込)、休日価格は1,330円です。「もも塩焼き定食」は1,150円(税込)、単品では650円(税込)で提供されています。
店内は全40席を設けており、カウンター席と座敷席が中心です。個室は設けていませんが、テーブルごとに仕切りが設置されるなどの感染症対策も講じられています。お一人様からグループまで、幅広いシーンで利用されています。
特別なサービスとして、自慢のからあげやももバター焼きなどをテイクアウトで楽しむことも可能です。また、PayPayをはじめとするQRコード決済にも対応しており、利便性の高さも魅力の一つです。徹底した衛生管理が行われており、来店客が安心して食事を楽しめるよう、店内の消毒や換気、従業員のマスク着用など、細やかな配慮がなされています。