福岡市博多区銀天町に位置する「焼きまんじゅうなんじゃ」は、地元で長く愛される軽食の専門店です。西鉄雑餉隈駅から徒歩およそ3分から5分、JR南福岡駅からも徒歩約10分というアクセスしやすい立地で、昔ながらの雰囲気漂う銀天町商店街の一角に店を構えています。
こちらの看板商品は、その名も「なんじゃ焼き」。そのユニークな形状は、なぜこの形になったのか店主にもわからないというエピソードがあり、それがそのまま店名の由来にもなっていると伝えられています。なんじゃ焼きは、福岡で親しまれている「むっちゃん万十」に似た、たい焼きのようなスタイルが特徴です。これは、店主が以前「むっちゃん万十」の店長を務めていた経験があるためで、その技術と味が受け継がれています。
提供されるなんじゃ焼きの種類は豊富で、中でも特に人気が高いのは「ハムエッグ」です。このハムエッグは、とろりとした半熟の卵にハムとマヨネーズ、少量のキャベツが絶妙に組み合わさっており、一度食べたら忘れられない味わいです。他にも、定番の「黒あん」や「白あん」、お子様にも人気の「カスタード」など甘い系のほか、「タクあん」といった個性的な具材も用意されています。価格帯は一般的に500円以下と手頃で、ハムエッグは現在190円程度で提供されており、気軽に楽しめるのが魅力です。
営業時間は月曜日から土曜日、祝前日が午前10時30分から午後6時までで、日曜日と祝日は午前10時30分から午後4時までとなっています。定休日は特に設けられておらず、多くの日に利用できるのは嬉しい点です。
店内には約10席のイートインスペースが設けられており、購入したなんじゃ焼きをその場で味わうことができます。特別な内装や豪華な座席はありませんが、アットホームな雰囲気の中で、出来立ての味を楽しむには十分な空間です。テイクアウトも可能なので、散策のお供やお土産としても利用されています。地元のテレビ番組でもたびたび紹介されるほど、地域に根ざした存在であり、幅広い世代の地元住民に愛されています。