福岡市中央区高砂にひっそりと佇む「とりなべ マルニ」は、博多の伝統を受け継ぎながらも独自のスタイルを追求した鶏鍋専門店です。西鉄平尾駅から徒歩約6分から7分、西鉄薬院駅からは徒歩約10分から11分、また福岡市営地下鉄七隈線の渡辺通駅からも徒歩約11分から14分と、アクセスしやすい立地にあり、周辺にはコインパーキングも利用可能です。料亭のような趣のある外観がお客様を迎え、温かな光が漏れる店内には「〇二」の暖簾が目印となっています。
店内に一歩足を踏み入れると、暖色系の照明が心地よい和の空間が広がります。こだわり抜かれたインテリアが配され、ゆったりとくつろげる雰囲気が醸し出されています。ここでは、一般的な水炊きとは一線を画す「とりなべ」を提供しており、熊本の希少な地鶏「天草大王」を主役としたその味わいは、多くの食通を魅了しています。鍋の要となるスープは、天草大王の鶏ガラを一つ一つ丁寧に洗い、ねぎ以外の香味野菜を一切使わず、弱火でじっくりと時間をかけて煮込むことで、澄んだ黄金色の中に凝縮された優しい旨味とマイルドなコクが生まれています。ポン酢などをつけずにそのまま味わうことで、天草大王本来の濃厚な旨味を存分に堪能できるのが特徴です。
メニューの中心となるのは、一人前2,980円(税込)で楽しめる「とりなべ」と「とりすき」です。どちらも後づくりまで含まれており、鍋の醍醐味を最後まで堪能できます。特に「とりなべ」は、つくねを先に味わった後、肉も野菜もすべて一緒に入れて炊くスタイルで、素材の旨味が一体となった奥深い味わいが広がります。コース料理も充実しており、「とりなべ【白】コース」は3,980円(税込)、「とりなべ【金】コース」は5,280円(税込)で提供されています。「金コース」は4名様以上で事前予約が必要ですが、日替わり小鉢、地鶏刺身盛合せ、天草大王ももステーキなど、豪華な内容が魅力です。一品料理も豊富で、新鮮な天草大王を仕入れているからこそ提供できる「地鶏お刺身盛合せ」は、その日の仕入れによって部位が変わり、大サイズ1,750円(税込)、小サイズ950円(税込)で提供されます。自家製レバーのパテ(バケット付き)690円(税込)や国産若鶏もも唐揚げ800円(税込)など、お酒と共に楽しめる逸品も揃っています。鍋の〆には、鶏の旨味が凝縮されたスープを吸い込んだ蕎麦がおすすめされており、あっさりとした味わいが好評です。なお、昨今の原材料高騰などの影響により、2024年7月より一部メニューの価格が変更されています。
座席は全25席で、様々なシーンに対応可能です。特に4名様から12名様まで利用できる掘りごたつ式の半個室が用意されており、接待や会食、家族での食事など、プライベートな空間でくつろぎのひとときを過ごすことができます。ダイニングテーブル席は2人掛けと4人掛けがあり、デートから気心知れた仲間との食事まで、用途に合わせて選べます。また、カウンター席も用意されており、お一人様でも気軽に利用しやすい雰囲気です。
特別なサービスとしては、店舗の味をご自宅で楽しめるテイクアウトの「とりなべ」が提供されています。スープ、お肉、野菜など材料が全て揃っており、詳しい食べ方の説明書も付属するため、手軽に本格的な味わいを再現できます。オンライン予約も可能で、事前に席を確保できるため便利です。コース料理を注文した場合には、2時間2,000円で飲み放題を追加することもできます。決済は各種クレジットカード(VISA、Mastercard、Diners、JCB)やPayPayに対応しており、利便性も高いです。月曜日と毎月第一日曜日は定休日となっており、営業時間は火曜日から日曜日までの17:00から22:00(料理L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)です。博多の地鶏文化を大切にしながらも、現代のニーズに応えるきめ細やかなサービスと上質な料理を提供する「とりなべ マルニ」は、心温まる食事の場として地元の方々はもちろん、観光客からも愛されています。