福岡県北九州市戸畑区丸町に位置する「串カツ 蔀家(しとみけ)」は、戸畑駅から徒歩約7分から9分の距離にあります。元々はテイクアウト専門として2021年6月にオープンし、地域に根差した串カツ店として知られています。最寄りのバス停である西鉄バス浅生通りバス停からも徒歩約9分でアクセス可能です。店舗の隣には駐車場が設けられており、車での来店も可能です。
「串カツ 蔀家」は、店主の蔀貴行氏がこれまでの飲食店での経験を活かし、自宅の1階を改装して開店しました。かつて大工一家であったという背景を持つ店主が、生まれ育った戸畑の町への恩返しと地域活性化への貢献を目指して営んでいます。人との繋がりを大切にする想いから、日本の原風景を世界に発信していきたいというコンセプトも持ち合わせています。
こだわりは、全て手作りで提供される串カツです。毎朝、店主が一本一本丁寧に仕込みを行い、加工品は一切使用していません。美味しさの秘訣は、衣とソースにあります。衣には、和食を含む様々なジャンルの料理店で修行を積んだ店主が編み出した独自の手法が加えられており、ブレンダーで細かくしたパン粉を使用することで、油っこさが少なく、冷めてもカリッとしたサクサクの食感が楽しめます。そのため、ソースをつけずにそのまま食べても十分に美味しいと評判です。自家製ブレンドのソースは、ほんのり辛味のある大人の味わいが特徴です。
メニューは、常時約28種類の串カツが用意されており、幅広い層の好みに対応しています。定番の「牛(ロース)」(170円)や「豚(モモ)」(160円)のほか、「鶏もも」(120円)、「つくね」(120円)、「鶏にんにく」(130円)、「ササミしそ」(130円)などが人気です。野菜串では「レンコン」(120円)、「玉ねぎ」(120円)、「アスパラガス」(180円)などがあり、魚介類からは「イカ」(150円)、「キス」(150円)、「エビ」(190円)、「ホタテ」(200円)なども楽しめます。変わり種としては、「紅しょうが」(130円)、「チーズちくわ」(150円)、「ベーコンチーズ」(160円)といった串も提供されています。デザート串として「大福」(100円)や「バナナ」(100円)も用意されており、近隣の駄菓子屋と連携した「駄菓子串」も人気を集めています。
サイドメニューには、「揚げたこ焼き」(6個300円、8個360円)や「ポテト」(160円)、「唐揚げ」(100g180円)などがあります。また、期間限定のメニューが1~2週間に一度登場することもあります。
価格帯は、ランチが1,000円程度、ディナーが2,000円から3,000円程度とされています。串カツは1本100円台から提供されており、手軽に楽しめる価格設定です。
座席については、店舗には個室は設けられておらず、カウンター席の有無も確認できる情報はありません。基本的にはテイクアウトが中心ですが、注文を受けてから揚げるため、10分から15分程度の待ち時間が発生することがあります。大量注文(20本以上)の場合は、前日または当日の朝までに電話で予約することでスムーズな受け渡しが可能です。
特別なサービスとしては、平日の昼間(水曜定休)に近隣のレトロなアパート「犬丸荘」の一室を間借りし、定食屋さんとして「日替わり定食」(串カツ定食1200円、生姜焼き定食1000円など)を提供しています。この定食には小鉢が4~5品付き、手作りの安心安全な料理が楽しめる点が魅力です。月に一度ほど夜に居酒屋営業を行うこともあり、その際は一品料理を中心に好きな小鉢や串カツを選べます。また、PayPayでのQRコード決済に対応しています。テイクアウトだけでなく、このような多様な形で「串カツ 蔀家」の味を楽しむことができます。