福岡市中央区平尾の静かな路地裏に佇む「米と葡萄 信玄酒店 平尾」は、和食とフレンチの要素が融合した独創的な創作料理と、厳選された日本酒やワインを心ゆくまで堪能できる隠れ家のような飲食店です。都会の喧騒から一歩離れた場所でありながら、アクセスは非常に良好で、西鉄薬院駅(2番出入口)からは徒歩約2分、地下鉄七隈線薬院駅からは徒歩7分、西鉄平尾駅(1番出入口)からは徒歩9分と、主要な駅からの徒歩圏内に位置しています。また、最寄りのバス停「一本木」や「新川町」からは徒歩2分(約160m)と、公共交通機関を利用して気軽に訪れることができます。
店舗の外観は、薬院時代から受け継がれるこだわりの看板が目を引きます。ブドウと稲穂、そして家紋のような意匠が彫り込まれたその姿は、重厚な存在感を放ち、訪れる人々を非日常の世界へと誘います。店内へと足を踏み入れると、そこにはどこか懐かしさを感じさせる「純・古民家」の空間が広がります。作り込まれた古さが醸し出す独特の重圧感と落ち着きは、訪れる誰もが心穏やかに過ごせるような雰囲気を演出しています。座席は、料理人の技を間近で楽しめるカウンター席が8席、そしてプライベートな時間を大切にしたい方に最適な個室が23席と、ゆったりとした配置です。個室は2名様から利用可能な完全個室が複数用意されており、最大16名様まで対応可能な広々とした個室も完備されているため、少人数での食事から、接待や顔合わせといった大切な会食、家族での利用、さらには会社の歓送迎会や忘新年会などの各種宴会まで、幅広いシーンで活用できます。温かみのある照明と落ち着いた内装が相まって、特別なひとときを過ごすのにふさわしい空間が提供されています。全席で喫煙が可能です。
「米と葡萄」の名の通り、提供されるドリンクは日本酒とワインに特化しています。日本酒は、旬の限定酒や希少な銘柄を含む常時25種類以上が用意され、ワインも自然派ワインを中心に100種類以上が取り揃えられています。季節ごとに仕入れが変わるため、訪れるたびに新しい銘柄との出会いが期待できます。好みのお酒を見つける楽しみはもちろん、おちょこでの日本酒の飲み比べも可能で、お酒好きにはたまらないラインナップです。料理は、これら豊富なお酒との相性を追求した創作料理の数々。店主の出身地である福岡県八女市の豊かな食材を中心に、その時期に最も美味しい旬の厳選食材が使用されています。八女市は、緑深い山々と清らかな矢部川に恵まれ、質の高い農産物が豊富に育つ地域です。特に注目すべきは、八女の豊かな自然の中で大切に育てられた「上陽牛」や「上陽豚」。これらのブランド肉は、肉本来の旨みと甘みが強く、脂身はさっぱりとしており、健康的でありながらも上質な味わいを楽しめると評判です。
メニューには、上陽豚のロースト(1,800円)をはじめ、冬場には国産牛タンしゃぶ鍋(一人前2,100円、2人前より注文可能)など、こだわりの肉料理が並びます。また、鮮魚にも力を入れており、旬の魚介を使った刺身の盛り合わせ(2人前~1,580円~)や、鯛の熟成昆布〆刺し(1,100円)、ごま鯖(1,280円)、穴子の炙り刺し(1,580円)、まぐろの刺身(1,800円)などが提供されています。お酒によく合う一品料理も充実しており、季節野菜の白和え(630円)、クリームチーズの繁枡味噌漬け(650円)、雲丹&いくらon the 煮卵(880円)、人気の「らんらんらん」(1,780円)、海老とアスパラとチーズの春巻き(680円)など、和食とフレンチが絶妙に融合した独創的なメニューが楽しめます。来店時にまず提供されるお通しは、10種類以上の中から好きなものを3種類選ぶことができ、彩り豊かな豆皿に盛られた料理は、見た目にも華やかで食欲をそそります。浅漬け、珍味、おひたし、自家製ハムなど、季節感を大切にしたバラエティ豊かな内容です。
コース料理も複数用意されており、シーンに合わせて選ぶことができます。「逸品コース」(食事のみ4,500円)では、上陽豚ロースト、鮮魚のお造り、天麩羅、雲丹の春巻き、鯖と明太子土鍋飯など、信玄酒店の魅力を凝縮した料理を堪能できます。さらに、2時間の飲み放題が付いたコースも人気で、「逸品コース」(6,500円)や、牛のロースト、鮮魚のお造り、和牛とトリュフ土鍋飯などが含まれる「厳選コース」(8,500円)が提供されており、各種宴会にも最適です。客層は友人・知人との利用が41%、デートが18%、その他が41%と多岐にわたり、幅広い客層に支持されています。平均予算はディナーで5,000円程度で、質の高い料理と厳選されたお酒をゆっくりと楽しむことができるでしょう。