福岡県福岡市博多区中洲2-7-13熱帯夜ビル2階に位置していた「浜焼きゆうちゃん」は、2024年6月30日をもって閉店いたしました。中洲の地で多くの客に親しまれてきたこの店舗は、地下鉄空港線中洲川端駅から徒歩約4分から5分と、駅からのアクセスに恵まれた場所にありました。地下鉄箱崎線呉服町駅や地下鉄空港線祇園駅からも徒歩圏内であり、中洲の夜の賑わいの中で、気軽に立ち寄れる立地が特徴でした。
「浜焼きゆうちゃん」のコンセプトは、九州の豊かな海の幸を存分に味わえる浜焼きでした。特に新鮮な魚介類にこだわり、博多の市場から直送される旬の食材を前面に押し出していました。客自身が卓上型の焼き台で食材を焼くスタイルは、ライブ感があり、仲間や家族との会話を弾ませる要素となっていました。活気のある明るい空間が提供されており、カジュアルながらも落ち着ける雰囲気で、居心地の良い時間を過ごすことができたとされています。やわらかな照明が店内を包み込み、会話の弾む和やかな空間が演出されていました。
提供されていたメニューは、浜焼きが中心でありながらも、幅広い居酒屋料理が充実していました。浜焼きセットは、牡蠣、ホタテ、サザエ、海老、ハマグリといった定番の魚介をバランス良く楽しめる内容でした。さらに豪華な極・浜焼きセットもあり、姫アワビや車海老、季節の野菜などが加わり、より贅沢な浜焼き体験を提供していました。単品メニューも豊富で、ハマグリや海老、サザエ、ホタテ、牡蠣、姫アワビ、車海老といった魚介の他、山芋、とうもろこし、黒川椎茸などの野菜も浜焼きとして楽しむことができました。
浜焼き以外のメニューも充実しており、カキージョやエビージョといったアヒージョ、ししゃも、エイヒレ、銀サバみりん干し、塩さばなどの焼き物、いくらやウニを使った茶碗蒸しなども人気を集めていました。肉料理も充実しており、雲仙ハムのステーキや地鶏のタタキ、A5ランク和牛の焼きしゃぶ、和牛とウニの炙り刺し巻きなど、海鮮以外の選択肢も豊富でした。唐揚げや自家製つくね、せせりの炭火焼きといった居酒屋定番メニューに加え、独自のこだわりが光る天ぷらや揚げ物、様々なおつまみも取り揃えられていました。食事に合わせて、日本酒、ワイン、焼酎、ビール、ウイスキー、カクテルといったドリンク類も幅広く用意されており、旬の料理と共に楽しむことができました。
客単価の目安としては、ディナーで3,000円から5,000円程度で、質の高い海鮮料理を堪能できる価格帯でした。座席数は約20席とされており、カウンター席からテーブル席までが用意され、一人での利用からカップル、会社の飲み会、接待、宴会まで、多様なシーンに対応していました。個室は設けられていませんでしたが、貸切での利用も可能でした。
「浜焼きゆうちゃん」では、客がより浜焼きを楽しめるよう、ポン酢、生醤油、刺身醤油、出汁醤油、塩、一味、辛味噌など、様々な調味料が用意されていました。また、飲み放題付きのコースも提供されており、宴会などの利用にも適していました。夜間の遅い時間まで営業しており、中洲の夜を彩る選択肢の一つとして、多くの人々に利用されていました。