福岡市中央区大名に位置していた「すし酒場 さじ」は、2021年3月の開店以来、新鮮な魚介と独創的な料理で多くの人々を魅了してきました。都会の喧騒から少し奥まった路地先にひっそりと佇むその店は、隠れ家のような雰囲気で、特別な時間を過ごせる場所として親しまれていました。
アクセスは、福岡市営地下鉄空港線赤坂駅から徒歩約5分、天神駅からも徒歩約8分と、主要駅からのアクセスも良好でした。また、西鉄バス「警固一丁目」バス停からは徒歩約3分という近さで、様々な交通手段で訪れることが可能でした。
「すし酒場 さじ」の最大の魅力は、SNSでも話題を呼んだ「スプーンにのった創作すし」です。一口サイズで提供されるこのお寿司は、見た目にも美しく、タイやカマス、中トロ、和牛炙り、赤甘エビ、ヒラメなど、旬の新鮮なネタが彩り豊かに並びました。ウニやいくらをトッピングすることで、さらに贅沢な味わいを楽しむことができました。価格帯は220円から550円と、気軽に様々な種類を試せる設定でした。また、最初に提供されるお通しは、季節ごとに内容が変わる趣向を凝らした一品で、例えば広島産カキのお吸い物などが供され、食事への期待を高めました。
お寿司だけでなく、一品料理も充実していました。店主自らが釣ってきたという鮮度抜群の魚介を使った料理が人気で、「あらかぶの塩焼き」は850円で提供されました。他にも、旬の魚介を盛り合わせた刺身盛り合わせは一人前から注文可能で1,400円から、ズワイ蟹と竹の子の揚げ春巻きは一本580円、殻付きカキは生または焼きで一個450円、二個850円といったメニューがありました。さらに、「岩ガキポン酢」は1,100円、「カワハギの活き造り」は3,750円、「アワビの炭火焼き 肝バターソース」は1,950円、「シャトーブリアンの炭火焼き」は2,900円、そして「ズワイガニといくらの土鍋ご飯」は3,400円など、厳選された食材を用いた多岐にわたる料理が揃っていました。旬の恵みを活かした季節の土鍋ご飯や、名物の「蟹プリン」も食通の間で評判でした。
店内は、6席のカウンター席に加え、掘りごたつ式の個室も完備されており、最大10名まで利用できる個室は宴会や接待、大切な人との会食にも最適でした。落ち着いた雰囲気の中で、周りの視線を気にすることなくゆったりと食事を楽しむことができました。全23席で、全席喫煙が可能でした。
特別なサービスとして、スプーンにのった創作すしを食べ終えた後、スプーンの裏に「祝」の文字が出ると、もう一貫創作すしがプレゼントされるというユニークなサービスがあり、訪れる人々をさらに楽しませていました。飲み放題付きのコース料理も4000円から用意され、九州産の地酒をはじめとする豊富なドリンクと共に、新鮮な料理を堪能することができました。地元福岡の長浜漁港で水揚げされる鮮魚や、薩摩赤鶏など地元九州の厳選食材を使用し、「ここに来ないと食べることのできない料理を提供したい」という料理人のこだわりが随所に感じられる店でした。深夜まで営業しており、様々なシーンで利用できる利便性も持ち合わせていました。