福岡市中央区唐人町に位置する「KATARU」は、福岡市地下鉄空港線唐人町駅4番出口から徒歩約1~2分というアクセス便利な立地で、地域の食文化を豊かにする存在として親しまれています。唐人町商店街の中にあり、入口側は物販スペースとなっているため、初めて訪れる方は奥に併設された食堂の存在に少し驚かれるかもしれません。店名の「KATARU」は大分の方言で「仲間に加わる」という意味を持つ「かたる」に由来し、店主の故郷である大分県佐伯市と、お店を構える唐人町という二つの街を食を通じて盛り上げたいという温かい想いが込められています。
店内は「自然を感じる明るい空間」をコンセプトに、雄大な佐伯の海をイメージさせるゆったりとした居心地の良い雰囲気が広がります。木材を基調とした内装は落ち着きがあり、訪れる人々が日々の喧騒を忘れ、まったりと癒しの時間を過ごせるよう配慮されています。総席数は18席で、カウンター席が6席と、2名掛け、4名掛け、6名掛けのテーブル席がそれぞれ1卓ずつ配置されています。テーブル席はすべて繋げて利用することも可能なため、少人数での食事からグループでの利用まで、様々なシーンに対応できます。個室は設けられていませんが、店全体を貸し切ることも可能で、10名から18名程度の貸切予約に対応しています。店内は全席禁煙となっており、快適な環境で食事を楽しむことができます。
「KATARU」の大きな魅力は、大分県佐伯市から直送される新鮮な食材をふんだんに使用した定食メニューの数々です。特に、佐伯の豊かな海で育った新鮮な魚介を使った料理が人気を集めています。看板メニューとして知られる「アジフライ定食」は、大きく肉厚な佐伯産のアジが2匹も提供され、そのふっくらとした食感と旨味は一度食べたら忘れられないと評判です。その他にも、タンパク質や鉄分が豊富な「鯖フライ定食」、食べ応えのある「鶏の唐揚定食」、脂の旨みが凝縮された「ぶりかつ定食」や「塩サバ定食」など、日替わりで様々な魚や肉の定食が楽しめます。ふっくら甘辛い味わいがご飯と相性抜群の「鯵みりん定食」、ボリューム満点の「ぶりかま塩焼き定食」や、じっくり煮込まれた甘めの味付けが特徴の「ぶりかま煮付け定食」も人気です。また、「赤かます定食」や、大分の郷土料理である「りゅうきゅう定食」も提供されており、新鮮な魚を醤油や酒、みりんなどで漬け込んだ「りゅうきゅう」は、そのままご飯に乗せても、出汁をかけてお茶漬けとしても絶品です。
全ての定食には、創業13年を誇る唐人町商店街のお惣菜屋さん「とくすけ」の小鉢が2つ、ご飯、そして味噌汁が添えられています。食後の楽しみとして、身体に優しい素材で仕上げられた甘さ控えめのデザートも用意されています。昼の予算は概ね1,000円から1,500円、夜は1,500円から2,000円程度で、質の高い定食を堪能できます。アルコールメニューでは、魚料理によく合う大分県の銘酒「杜谷」など、飲みやすい日本酒が各種取り揃えられています。
さらに、「KATARU」はただの食堂としてだけでなく、大分県佐伯市の特産品を紹介・販売するアンテナショップとしての顔も持っています。食事に使用されているこだわりの調味料や、ご飯のお供など、厳選された品々が豊富に並べられており、気に入った味を自宅でも楽しむことができます。ギフトボックスも用意されているため、大切な人への贈り物にも最適です。支払い方法にはPayPayなどのQRコード決済も利用できるため、気軽に立ち寄れる「街の定食屋さん」として、地元の方々はもちろん、観光で訪れる人々にも愛されています。