福岡市地下鉄空港線唐人町駅から徒歩約3分の距離に位置する「さばくのばんかー」は、唐人町商店街の一角、どこか懐かしい雰囲気の路地奥に佇む隠れ家のような飲食店です。2022年12月2日にオープンして以来、「人にあたたかい」「人にやさしい」というコンセプトを掲げ、訪れる人々が心穏やかに過ごせる空間を提供しています。木のぬくもりを感じさせる落ち着いた店内は、一人でも気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気が特徴で、店主の温かい人柄が作り出す居心地の良さが多くの常連客を惹きつけています。
このお店の最大の魅力は、手間暇かけて丁寧に作られる自慢のお出汁を使用した料理の数々です。焼きあご、あじ、煮干し、昆布、かつお節など、厳選された素材を用いて12時間もの時間をかけてじっくりと抽出されたお出汁は、驚くほど優しく深い旨味と塩味のバランスが特徴です。特に、このこだわりの出汁を存分に味わえる「中華そば」は、一口食べればその繊細な味わいに舌鼓を打つことでしょう。中華そばは普通サイズが600円、大盛りは700円で提供され、麺を食べた後に残ったスープにご飯を加えて雑炊として楽しむことも推奨されています。また、同じ出汁をベースにした「うどん」は素うどんで400円から、懐かしさを感じさせる「ナポリちゃん」は800円で提供されており、これらもまた優しい味わいが特徴です。
その他にも、ふっくらと焼き上げられた「山芋鉄板焼き」は、醤油などをかけずにそのまま食べられるほど味がしっかりと染み込んでおり、900円で提供されています。他にも、一本250円の「手羽先唐揚げ」や900円の「ホルモン鉄板」、600円の「卵焼き」、800円の「ぱりぱり皿うどん」、400円の「魚肉ソーセージ唐揚げ」といった一品料理も充実しています。さらには、おでんが3個500円、ちくわきゅうりが300円、とまとスライスも300円など、気軽に楽しめるおつまみも豊富に揃っています。
ドリンクメニューも充実しており、棚に並んだ様々なお酒の中から好みに合わせて選ぶことができます。特に注目したいのは、生姜をじっくり煮詰めて酸味を効かせた自家製ジンジャーエールで、一般的なものとは異なる香り高い風味と、冬場には体を温める生姜湯としても楽しめる点が魅力です。厳選されたコーヒーも用意されており、食後のひとときをゆっくりと過ごすことができます。
座席は全5席のカウンター席がメインとなっており、おひとり様でも気軽に利用しやすい空間です。逆L字型のカウンターは、店主との会話を楽しんだり、目の前で調理される様子を眺めたりしながら食事をするのに最適です。3名様まで着席可能なテーブル席も用意されていますが、こちらは電話での予約が必須となります。お店全体を貸し切ることも可能で、20名以下の少人数での貸切に対応しています。
営業時間は、火曜日と木曜日の夜が17時から23時まで(L.O.22時30分)、水曜日から日曜日までは11時から14時までのランチタイムと、17時から23時までのディナータイム(L.O.22時30分)に分かれています。定休日は月曜日です。昼の時間帯からお酒を楽しむ「昼飲み」も可能で、様々なシーンで利用できる利便性も兼ね備えています。店内は全席で加熱式たばこの喫煙が可能となっています。支払い方法としては、VISA、Master、JCBのクレジットカードとPayPayなどのQRコード決済が利用可能です。