小倉駅新幹線改札口を出てすぐの商業施設「VIERA小倉」3Fに位置する「テイクアウトのみ営業中 平和会館の豚まん 小倉エキナカ店」は、小倉駅から徒歩約1分とアクセス抜群の立地が魅力の店舗です。北九州の玄関口とも言える小倉駅直結の施設内にあるため、電車や新幹線の利用客がお土産として購入しやすいほか、地元の方々にとっても日常使いしやすい利便性の高いお店として親しまれています。
「平和会館」は昭和35年(1960年)創業の老舗で、そのルーツは台湾にあります。創業者の翁城墻氏が台湾で中華料理店を営む家庭に生まれ、幼少期から本格的な中華料理に親しんだ経験が、後に「純中華料理の殿堂 平和會館」を創業する礎となりました。かつては豪華絢爛な建物で本格中華料理を提供するレストランとして栄華を極めましたが、1990年代に時代の流れに合わせて豚まんやまんとう、中華ちまきなどの持ち帰り商品に特化した販売店へと業態転換しました。長年培ってきた本格的な中華の技術とレシピを活かし、ご家庭で気軽に楽しめる味を提供し続けています。小倉エキナカ店は、2021年に小倉駅隣接施設のリニューアルに伴いオープンしました。
提供されるメニューの中心は、創業以来受け継がれる名物の「豚まん」です。風味と食感を最大限に生かした玉ねぎとミンチを丁寧に手ごねし、もちもちとした弾力のある皮で包み込まれた豚まんは、その大きさとずっしりとした重さも特徴の一つです。一つあたり280円から330円程度で販売されており、口コミでは「大人が手を広げたビッグサイズ」と評されるほど食べ応えがあります。中の具材はぎっしりと詰まっており、少し濃いめの味付けが特徴的で、あっさりとした味わいながらも満足感が得られると評判です。熱々の蒸し立ての豚まんを購入できるほか、自宅で手軽に楽しめるように冷凍品や、袋のままレンジで調理可能な個包装パックも用意されています。
豚まん以外にも、平和会館で長年人気を博してきた「高菜まん」が復活し、シャキシャキとした高菜の食感とホタテの風味が特徴の一品として提供されています。また、豚肉を中華包丁で叩き、しっかりと具を混ぜ合わせたジューシーな「シュウマイ」も30年ぶりに復活した人気メニューです。もち米とじっくり味付けされた豚の角煮などの具材を笹の葉で包んで蒸しあげた「中華ちまき」や、やさしい甘さの「あんまん」、そしてシンプルな「まんとう」なども取り揃えられており、多彩なラインナップが楽しめます。これらは5個入りの箱で販売されることも多く、お土産としても人気を集めています。例えば、豚まん5個入りは1,810円(税込)、中華ちまき5個入りは2,410円(税込)で提供されています。
店内はテイクアウト専門となっており、座席や個室、ソファ席などの飲食スペースは設けられていません。しかし、一部のユーザーブログによると、運良く空きスペースに設置されたハイテーブルで立ち食いができたという情報も見られます。支払い方法については、au PAY、楽天ペイ、PayPay、LINE Payといったキャッシュレス決済や、JCB、Diners Club、VISA、AMERICAN EXPRESS、DISCOVER、銀聯カード、mastercardなどのクレジットカード、さらにはnanaco、WAON、楽天Edyといった電子マネーも利用可能です。オンラインショップも開設されており、全国各地から平和会館の味を楽しめるようになっています。温かい商品を30個以上購入する場合は、事前に電話での注文が推奨されています。営業時間は月曜日から日曜日、祝日、祝前日の10:00から20:00までで、基本的には年中無休で営業していますが、年末年始や館内メンテナンスのために休業日を設ける場合もあります。