福岡県うきは市吉井町千年596に位置する「ニュー筑水荘」は、豊かな自然に囲まれた吉井温泉に佇む宿泊施設でありながら、その自慢の料理が高く評価されています。1963年(昭和38年)の創業以来、半世紀以上にわたる歴史を持ち、「なりは古いが中身は満足」をモットーに掲げ、訪れる人々へ温もりと満足を提供し続けています。2022年9月には一部リニューアルも行われ、より快適な空間で過ごすことができます。
交通アクセスは、大分自動車道朝倉インターチェンジから車で約15分と、遠方からのアクセスも便利です。福岡市内からは車で約1時間で到着します。公共交通機関を利用する場合、最寄りの筑後吉井駅から車で約10分、うきは駅からも車でアクセスが可能です。博多からは高速バスが朝倉まで早く、経済的な移動手段となります。施設には100台分の無料駐車場が完備されており、事前の予約は不要なため、自家用車での訪問も安心です。また、2食付きの宿泊プランを利用する2名以上のゲストには、筑後吉井駅までの送迎サービスが提供されており、きめ細やかなサービスが行き届いています。
「ニュー筑水荘」の最大の魅力は、泉質の良い天然温泉と、季節感を大切にした料理にあります。豊富な湯量を誇る源泉かけ流しの天然温泉は、炭酸水素塩泉を主体とし、痛風、糖尿病、冷え性、関節痛、神経痛など、多様な効能が期待できるとされています。広々とした大浴場や開放的な露天風呂で、日頃の疲れを癒しながら心ゆくまで温泉の恵みを堪能できます。一部の客室には天然石をくり抜いて造られたプライベートな露天風呂が付帯しており、誰にも気兼ねなくいつでも温泉を楽しめる贅沢な時間を過ごせます。温泉は日帰り入浴も受け付けており、気軽に立ち寄って吉井温泉の湯を体験することが可能です。
食事は、この道40年の経験を持つ料理長が腕を振るう季節の会席料理が中心です。九州の地元食材をふんだんに取り入れ、目にも鮮やかな彩りと繊細な味わいが特徴です。宿泊プランには、手軽に楽しめる定食形式の2食付きプランから、和牛や馬刺しを贅沢に盛り込んだ「華御膳」と称される豪華な会席料理まで、様々な選択肢が用意されています。実際に利用した人々からは、会席料理が期待以上の美味しさで、盛り付けも美しいと好評です。例えば、ある夕食では、豚しゃぶ鍋、煮物、桜の香りがする茶碗蒸し、刺身、かまどで炊き上げた桜色の御飯、揚げたての天ぷら、そして季節の移ろいを感じさせる可愛らしいデザートなど、趣向を凝らした品々が提供されたと伝えられています。朝食も充実しており、温かいおかずが提供されるなど、ゲストへの細やかな配慮がうかがえます。
館内の座席は、主に宿泊利用を前提とした客室と食事処に設けられています。客室は、1名から3名まで宿泊可能な8畳の和室や、グループ旅行に最適な3名から5名向けの16畳の広々とした和室が用意されています。これらの和室は、宴会や同窓会、家族会といった様々な用途に対応できます。また、2022年8月にリニューアルされた露天風呂付きの洋室や、和洋室も選択可能で、プライベートな空間で温泉を楽しみたい方におすすめです。食事は食事処で提供されますが、個室のような空間も用意されており、畳テーブルと椅子が配され、周囲を気にすることなくゆっくりと食事ができます。大規模な宴会や会議に対応できる宴会場や会議室も完備しており、団体での利用やビジネス目的での滞在にも適しています。
「ニュー筑水荘」では、季節ごとの特別な体験も提供しています。夏季限定で利用できる流水プールや、湧き水を利用した流しそうめんは、特に家族連れや友人グループに人気です。宿の周辺には、趣のある「吉井町の白壁の町並み」や、約400年前から受け継がれる美しい「つづら棚田」が広がり、散策を通じて地域の歴史や豊かな自然を満喫できます。宿泊客への温かいもてなしや、一部のスタッフが英語に対応できる点も、国内外からの訪問者にとって安心して利用できる要素です。